暑い夏も終盤を迎えました。
今年の夏はおかしいですね。まあこのところ夏に限らず天候が変です。
水害に遭われた地域の方には心からお見舞い申し上げます。
さて夏は暑いもの、そこで夏場も室内で遊ぶ事にしました。
一月程前から電子工作にいそしんでおりました。
今回のお題ももちろんぺるけさん提供です。
「FET式平衡型差動プリアンプ Version2」
http://www.op316.com/tubes/balanced/balprefet-v2.htm
昨年真空管式のミニワッターアンプを平衡型にバージョンアップしたのですが、それに対応する平衡型プリアンプと言う事で、制作記事がアップされると同時に部品の頒布をお願いし、ボチボチと制作して来ました。
大方の部品をぺるけさんに依頼し、幾つかのパーツは所用で東京へ出た折、雷雨の秋葉で仕入れて来ました。
詳しい解説はぺるけさんのページを見て頂きます。
まずはパソコンから音楽ソースを取り入れる窓口になるデジタルーアナログコンバータの基板を完成させます。
秋月電子からキットで販売されているUSB-DAC、Aki-DACと呼んでます。
5cm角程の小さな基板です。これを使ったUSB-DACはライントランスと組み合わせて現在のメインシステムに組み込んで使用しています。
http://casamille.com/?p=3479
この基板にCRを取り付けるのですが、基板が多層式のスルーホールタイプのため、ハンダがのり難く小さな基板なのに苦労させられます。
今回のアンプはメイン基板にタカス電子のIC基板と言う物を使います。
よく使われるハトメ穴が開いただけのユニバーサル基板よりもスマートにパーツの取り付けやジャンパー処理が出来る優れものです。
最初にジャンパー処理をします。
細い銅線で繋いで行きます。
この作業、結構辛い物があります。
裏側のハンダメッキの面にずらっとあいた穴がギラギラ輝いて、機能が低下している老人の目には何が何やら判別不可能になります。
小さい穴から出ている細くて同系色のリード線をハンダ付けするのですが、何処の穴に線が出てるか皆目見当がつかなくなります。
どうにかジャンパー処理を済ませました。
予想以上に時間がかかりました。
さらに部品を付けて行きます。
横置きにした抵抗など背の低い順から付けるのがセオリーです。
順次部品を取り付けて2枚の基板が完成しました。
慎重に取り付けた筈ですが、必ずと言って良い位ミスが発生します。
取り付け位置の間違いと同時に良く起こるのがハンダ不良です。
実は今回も一ヶ所ハンダ不良があり、最後の最後で悩む事になります。
心臓部になる基板が出来たところでしばらく作業は休止状態になりました。
宿題を山ほど持って来た孫の世話が・・・・
(その2 に続く)