昨年暮れに「秋月電子のDACキットを使ったFET差動バッファ式USB DAC」というのを作りました。
例によってぺるけさんのホームページで公開されている回路と作例を参考にしました。
http://casamille.com/?p=2740
6N6p全段差動のミニワッターと組んで我が家のメインシステムとして大活躍です。
このDAC、じつは目の上のたんこぶを抱えていたのです。
と言うのは企画がスタートした時点では、デバイスとしてライントランスを使った超アナログ回路で組まれていたのです。
http://www.op316.com/tubes/lpcd/trans-dac.htm
オーディオトランスの老舗TAMRA製の業務機器用のライントランスで利得を稼ぐと言うシンプルな構造なのです。
これがすこぶる評判がよろしく、使えそうなライントランスが秋葉原の専門店の店頭から姿を消してしまいました。
オークションのボロ中古が驚く程のプレミアムで取引されたり、巷は大騒ぎ。
結局トランス式は諦めてFETバッファ方式で作る事になりました。
FET式も素晴らしい性能で、耳から鱗、埃も吹っ飛ぶ様な鮮烈な音に魅了されていたのです。
それでも何故かすっきりしない日々を送っていて、ヤフオクを眺めては納得出来る出物は無いものかとウオッチを続けていました。
同時に販売店のノグチトランスのHPをチェック、欠品だらけの商品ページを見てはがっかりしていました。
そんなある日お目当てのトランスの一つが在庫復活していたのです。
TAMRAのTK-2、ぺるけさんの2号機で使用されたライントランスです。
「何時買うの?」
「今でしょう!」
当然ポチる事になりました。
同時に変更に伴うパーツ類もぺるけさんに発注。
トランス式への改造が始まりました。
届いたライントランスTK-2です。
業務機器用らしくグレーの素っ気ないパッケージのトランスですが、却ってやってくれるかなと言う印象です。
でも届いた時のパッキングが笑えました。
5cmにも満たない小さなトランス2つ送って来るのに、26cm×50cmほどの段ボールで来たのです。
そんなに厳重にパッキングしないでも・・・と明けてびっくりがこの写真です。
50個入るパッケージです。
つまり25人分DACが出来ると言う事です。私と同じ様に心待ちしていた人が25人作業開始・・・でも大人買いで10個とか買い占めてる人もいそうですね。
さあ改造に取りかかります。(続く)
初めてお便りします。pochiです。
USB-DACを作成したくて、日本光電のE-8480を手に入れたのですが、いかんせん素人のため、ぺるけさんのHPをよんでも、まだ不安があるのです。
もしも、教えて頂けるのであれば、日本光電[E-8480]の配線方法とLPフィルターについて教えて下さい。宜しくお願いします。