う・に・・・

　「う」つながりで今日は「うに」が届きました。北海道は礼文島の幻と噂される「エゾバフンウニ」です。獲れたての身を塩水に浸けた新鮮正真正銘の生ウニです。
　今年も旧友のKさんが旬のものを届けて下さいました。持つべきものは良い友です。昨日の鰻、今日の生雲丹、贅沢させていただいて大感激です。

　海水と同じ濃度の塩水でパックされたむき身の雲丹、そっと笊状の容器を持ち上げて水を切ります。きれいなオレンジ色です。繊細で強くいじるとパッとはじけそう、優しく扱います。なんとも言えぬぬめっとした見るからに濃厚な味わいを醸し出しています。
　今日は雲丹丼で頂く事にしました。旨い北杜のコシヒカリを炊き上げ、海苔を刻んでまぶし、畑からつまんできた青しそを敷き、豪快に生雲丹をのせれば産地直送えぞばふんうに豪華どんぶりの完成です。

　興奮して写真がぼやけてしまいました。
　いやー、美味しかったなあ。こってり濃厚でありながらも品の良い味、生臭さはいっさい無く、ほのかな塩気が甘味を引出しとろっとした食感で迫ります。
　生ものが一切苦手な妻も、このウニは別格、眼を細めて頬張っていました。
　ああ、今週は贅沢をさせていただきました。Wさん、Kさん、ごちそうさまでした。