イタリア系のトマトが旬を迎えました。
今シーズンは何種類かのイタリア系トマトを栽培しています。
イタリア系トマトの最大の特徴は加熱調理用ということです。イタリアでは日本の桃太郎の様な大玉トマトをスライスして食べることは少ないようで、生食する場合はミニトマト系が多いようです。(あくまで私的個人感ですが・・・)
細長いタイプの典型的なイタリアトマトを割ってみると、日本のトマトとだいぶ様子が違います。
見た目の最も大きな違いは、種が少ないと言う事です。内部はほとんど果肉に埋め尽くされています。
完熟したトマトを食べてみると、味にもだいぶ違いがあります。
実が締まって噛み応えがあります。日本のトマトの様なジューシーさには欠けますが、噛んで行くと旨味成分が口一杯に広がります。
グルタミン酸がこれでもかと言う程出て来ます。ただ生食するにはこの多すぎる?旨味成分が邪魔をして、ちょっとくどさを感じてしまいます。
煮てなんぼ、がイタリアトマトの真骨頂です。
このトマト、最盛期の今はリアルタイムでは消費しきれません。
そこで保存する事になります。保存の定番は瓶詰めです。
粗切りしたトマトをそのまま火にかけます。ぐつぐつと暫く煮て全体に良く火が通れば準備完了です。
熱々のトマトを保存瓶に詰め、ジャムと同じ様に脱気殺菌して出来上がり。
トマトの水煮缶と同様に煮込み料理やパスタソースの材料として使います。煮詰めてない分応用範囲が広がります。
順調に行けば一冬分くらいの瓶詰めは確保出来ます。
真夏なのにもう冬の準備は始まっています。