マッキネッタが出て来た

　寒くなって来たので家に閉じこもり気味です。でも炬燵がないのでTV見ながら蜜柑食べて・・・ともいかないし、ゴロゴロしてるばかりじゃ身体にも良く無いので、部屋の片付けをしました。私は納戸のの趣味の機材や素材の整理、妻は食器棚の整理です。私の方は置いといて、妻が面白そうな物を食器棚の奥から出して来ました。

　一つはイタリア製のマッキネッタ。BIALETTIのミニエクスプレス、一人用のエスプレッソマシンです。エスプレッソの機器は上下２室に分かれているのが一般的です。このミニエクスプレスがちょっと変わっている点は、サイホン状の細い管から直接カップにコーヒーが入る事です。
　本体はアルミの鋳物です。小さい割には重量感があります。底面は直径７cm程なので普通の五徳では安定が悪そうです。カップも直火であぶられるので少々熱くなりすぎる・・・というおそれもあります。でもなかなか愛嬌たっぷりのデザインはさすがイタリアです。

　多分これは30年も前にミラノで買ったものだと思います。それとも帰国してからエスプレッソが飲みたくてソニプラあたりで買った可能性もあります。コーヒーアレルギー？のKさんは覚えてるかな。

　面白い物が出て来たのは良いのですが、残念！！オール電化・IH仕様の我が家では出番がありません。カセットコンロに置いても様になりませんね。山用のストーブでも出しますか。

　もう一つはヴェトナムのコーヒーメーカー。マッキネッタと一緒に出て来たのですが、一瞬？？？、何だろ？？？。暫くして思い出しました。友人がヴェトナムへ旅した時のお土産にもらったものでした。

　先ほどのミニエクスプレスと同じく一人用のコーヒーメーカーです。構造は単純で、カップ状の容器の底には細かな穴が開いていて、やはり小穴がたくさん開いたフィルター状の中蓋がセットされる様になっています。コーヒーの粉を容器に入れ、中蓋で押さえ、熱いお湯を注ぎ込みます。容器を直接カップの上に置いて、抽出したコーヒーがカップに入って出来上がり、と言う寸法です。

　考えてみたらこれはとてもエコな道具です。紙のドリッパーと粉がセットされたコーヒーが人気ですが、これは紙を消費します。普通のドリッパーもフィルターペーパーを消費します。このコーヒーメーカーはダシガラのコーヒーしか残りません。デガラシのコーヒーはコンポストに入れれば良質な肥料が出来上がります。
　これはお湯を注ぐだけですから我が家でも問題なく使用出来ます。

　家の片付けは忘れた記憶が蘇ります。引っ越しして３年目でやっと出てくる物もあります。遊びの材料がたくさん出て来ます。これで今年の冬も飽きずに過ごせそうです。