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真空管式Bluetoothレシーバーを作る(3)

6月もいよいよ月末に近づきます。
首都圏からの移動自粛も解除され、新しい日常の生活も軌道に・・・乗ってきたのかな?

家での暇つぶしに始めたはずの電子工作ですが、いろいろ制限も解除され、毎日がそれなりに忙しくなり、かかりきりにはならず、作業スピードは落ちてました。
でも暇見て作業は進行してました。


基板作成より面倒なケースの加工。
今回は参考にしたホームページから加工図面をいただいてケースに3Mのスプレー糊で貼って加工しました。
けがく必要もなく、ケースの養生も兼ねます。

でもちょっと失敗。再剥離できるタイプの糊だったのですが、剥がれちゃ嫌なので少々濃い目にスプレー。
出来上がって紙を剥がそうとしたら・・・ノリが効きすぎてきれいに剥がれず往生しました。

機能部品を取り付けいよいよ最終アッセンブル開始です。

電源周りや真空管ソケットのヒーター周りの配線などから始めます。
基板を取り付けると配線しずらくなるので最初に行う作業です。

トランスやケース上部の基板を取り付けて電源関連のセットアップ完了です。
いよいよ内部の心臓部の配線に移ります。

事前に組んであったユニット基板を取り付け、相互に配線を施して行きます。
ユニットを取り付けて行くうちにDCーDCコンバータのユニットに重大な配線ミスを発見してしまいました。

コンバータを取り付けを逆にしていたのです。下から見た図を上からと勘違い、ピンの配列がずれていたのでした。
気を取り直してハンダを外して再組み立て・・・と半田ごてを当ててみたのですが、これが厄介なスルーホール基板。
素直に部品が外れてくれません。無理に引張たら・・・部品の足が取れてオジャン!
再発注で作業は中断です。

さて部品が届いて再組み立て。

たまたま在庫がある別のユニバーサル基板をカットしてベースにします。
この基板は使い慣れているので安心です。

今度は片面に部品が付くのでピンとの関係を間違えません。
勘違いでミス・・・この先が思いやられますね。

なんとか配線が終わったところで最終チェック。
電源をオンにして電圧を確認して行きます。
真空管への高圧電源部への配線はまだつながずに、まずはヒーターだけ結線してチェックします。
13Vを少し超えてます。高めですが許容範囲、良しとして次の段階に進みます。

B電源・・・真空管を作動させるための高圧電源です。
結線してテスターを要所に当ててチェックします。
・・・左チャネンルはオーケー。
・・・右チャンネル・・・双極管の12AX7のプレート電圧が異常です。
双極管とは同じユニットが二つ、1本の真空管に収められたもので、この場合プレートと呼ばれる電極の電圧がほぼ一緒になるように設計されています。
ところがこれがバラバラなのです。

原因は・・・部品の付け違い、配線ミス・・・何回もチェックしてみます。
設計の回路図に沿って配線や部品の取りつけを追ってみます。
問題のない左の部分とも対照しながらチェックします。

でも間違いはみつからないのです。
真空管を左右入れ替えても同じ現象。
つまり部品のせいではない・・・・。

何時間も配線を眺めても同じです。
しばらく頭を冷やすことにして、いじるのをやめ、他のことに専念します。
トランペットの練習に励むことにしましよう。

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