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Bluetoothレシーバー完成

右チャンネルの異常ですが、しばらく配線や部品の取り付け、真空管を取っ替え引っ替え、一本づつにしてチェックなどしながら原因追及に努めました。

で・・・ついに原因を突き止めました。
ぺるけさんのトラブルシューティング本に堂々と上位で指摘されている「ハンダ不良」でした。
赤丸部の結線です。
LCフィルターから初段のグリッドにつながる部分です。
つまり12AX7の片ユニットのグリッドが浮いていたというわけです。
そこでバランスがおかしくなっていたようです。
平ラグの各部の抵抗値など徹底的に追っていってやっと犯人を見つけました。

でもハンダに関しては経験も豊富で、下手ではない・・・という自負がありました。
そこが落とし穴だったわけで、基本がいかに大事か再認識させられました。

リード線を取り外し、古いハンダを吸い取ってクリーンアップ。
再度確実に結線して、電源再投入。
各部の電圧はほぼ正常範囲内に収まり、やっと完成に近づくことができました。

今回のハンダ不良にいくつか心当たりがあります。
一つはハンダ。
Admit KR-19 RMAと言う高級品?を使用したのですが、少々扱いにくいところがあり、ハンダが綺麗にのらないもどかしさを感じてました。
ハンダのせいではなく半田ごての温度も関係するかもしれません。
その辺はテストもせずいきなり本番に入ってました。
もう一つ気になったのは配線材料。
ストック品を使ったのですが、賞味期限切れ?か線材の表面が酸化?してハンダとの馴染みが悪く感じてました。
今回のトラブルの原因は線材とラグのハンダ不良だったのです。
そろそろ電子工作も終活・・・ヤキが入ってきたようです。

完成の図です。
真空管が3本正面に並び、如何にもの雰囲気です。
ただMT管なのでヒーターの灯りが大人しいのが少々残念です。

さて音出しです。
構成は以下の通りです。
入り口から順に・・・

Bluetoothレシーバー 管球式(12AX7/12AU7)
6DJ8差動ラインプリ
平衡型6N6P全段差動プッシュプル・ミニワッター

の組み合わせで聞くことにました。
真空管の機器で揃えました。

今回はパソコンのiTunesの音源です。
それをBluetooth経由で離れたところに飛ばして再生します。
音源はからレシーバーでキャッチしてアナログ変換まではデジタル。
それをアナログの権化である真空管で増幅すると言うハイブリッド再生ということができます。

出てくる音ですが、気軽に聞く音楽の再生機器としては必要かつ十分な実力を兼ね備えてます。
これでLAN上に構築したミュージックサーバとBluetooth経由の2系統の再生ができることになりました。
何も2系統は必要ないのですが、しばらく両方使ってみます。

6月下旬、移動制限が解除され、周辺も賑やかになってきてます。
でも、コロナはまだ油断できないですね。
くれぐれもお気をつけください。

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