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北イタリアとTMBの旅(25) やっぱりトレッキングです

7月24日(水)晴れ
コーニェでの休養日2日目。
ディナーで隣のテーブルのイタリア爺さんとジャポネ爺さんが、お互い酷く食い違う英会話。
典型的な陽気なイタリアーノ。話しが止まらないけど、言ってることがよう分からん!?
でもこのおじさんが良さそうなハイキングコースを教えてくれました。
観光案内所で仕入れた地図でコースを確認しました。
モネイ湖までならそう頑張らずに行けそうです。

てなわけで、9時過ぎの循環バスで出発。
そのバスはまたイタリア的。時間通りに走る訳はありません。
本数が少ないせいか、バス停は黒山の人だかり。
乗り降りはカオス状態。
自転車まで乗り込んで来て、まずは日本じゃ見られない光景です。
こっちの人はあまりキチンと並ぶ習慣は無いようです。

バスが着くとドアの前に、同心円状態で人の山ができます。
そこで乗る思いの強い人から下克上状態(言い過ぎですが、雰囲気はまさに戦国時代)
ただ、子供、老人、婦人に対しては敬意を評し譲る仕草はします。
乗ってからの行動ですが、混んでいても奥へ詰める意識を感じません。
後ろドア付近の広いスペースに人が詰まって、奥の座席が空いてるのに、後から乗り込んだ人はなかなか座席にたどりつきません。
まあ郷にいれば郷に従え、慣れるしかありません。
皆さん日本に来たらビックリするでしょうね。通勤時間帯の行列理解できないでしょうね。
話しはそれちゃいました。ずっと気になってたことでした。


バスはぐるっとコーニェ周辺を巡回してジミラン村に到着。
ここが今日のルートの出発点です。
ここから3時間弱ほどの所にある湖まで行ってみます。


コーニェの北、グランパラディーゾの反対側には3000m級の山が連なっていて、氷河の名残りの圏谷が明るい山容を作ってます。
氷河が消えてU字谷の底にモレーンと言う岩の堆積が出来ます。
そのモレーンが水を堰き止め、湖を形成します。
氷河湖と呼ばれるものもありますが、今回は小さな水溜りの静かな山の湖を訪ねました。

3時間ほどの登りで標高差は約900m。
TMBでは毎日のように繰り返した山歩きですが、身体は既に鈍り停滞モード、アドレナリンも出てきません。

到着した目的のモネイ湖には私たちを含めて3組5人だけ。
静かで綺麗な水に癒されながらランチを頂いて来た道を引き返しました。

ジミラン村から循環バスでホテルのあるバルノンティへ帰着。
クソ暑いのでバス停横のバールのベンチでシュエップスを一気飲みしているとマイクロバスが到着。
ゾロゾロと下りてきたのは日本のツアーグループ。4時過ぎですが、この辺りの散策に来たようです。

気温は高く夕方になってもなかなか下がりません。思いの外歩いてしまった私たちは疲れてグッタリ。
シャワー浴びたら寝ちゃいそうです。
結局今日も12Km以上歩きました。

ここでバルノンティのホテルの食事を紹介しましょう。
料理が美味しいと評判を受けて予約したので期待してました。
ホテルは2食付きのハーフペンションスタイルです。
都会ならいざ知らず田舎ではホテルの外で食事するのは大変です。
大きな町なら良いでしょうが辺鄙なところに泊まったらレストランを探すのも一苦労。車がないと不便だったりします。
我が家はできるだけハーフペンションを利用します。
で期待した食事の方は・・・

毎朝の食事の時に渡されるカード。これはディナーのメニューになってます。
いくつかのメニューの中から事前に選択ができるのです。
ベジタリアンへの配慮もあるようです。
夕食の時には選んだ内容で料理が運ばれてきます。

食堂の様子です。泊まり客と一部外からの客で満席です。

前菜・・・この日は生ハムメロン!

プリモピアット・・・まずはパスタです。スープを選ぶこともできます。

セコンドピアット・・・メインです。お肉を選ぶことが多かったです。ボリュームたっぷりで嬉しくなります。

デザートはその日のお菓子を2つくらいから選べます。

上の写真は同じ日の料理ではないのですが、大体毎日こんな感じです。
美味しいです!大満足。評判通りで安心しました。

続いて朝ごはん。

朝の食堂は割合すいてます・・・と言うか我々は行動開始が早いので、オープンと同時に入るので、そうなります。

朝食のメニューは盛りだくさんでした。

美味しいカプチーノで胃袋を刺激し、大好きなハムとチーズをたっぷり頂いてその日の活力を蓄えました。

でもこのような楽しい食事に後日談。
こんな食事を毎日していて心配だったのは体重。
ところが帰国後体重計に乗ってびっくり。太ってない!
帰国してしばらくしての人間ドックで落とし穴にはまりました。
夫婦してコレステロールが異常値に!元々高めの2人ですが、それでも少し高すぎる数値が出ていて焦りました。
医師にイタリアでハムやチーズなど飽食してきたと告げたら、それもアリかなとのお言葉。
しばらくして再採血しての結果は、まあいつも通りに戻ってました。
やはり日本食が日本人にはあってるらしい・・・と再認識した次第です。

コーニェ周辺でのバカンスも残すは一日。帰国の日が迫りました。
明日はほんとにゆっくりしましょう。

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