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北イタリアとTMBの旅(26) いよいよ山は最終日

7月25日(木)晴れのち雷雨
山での最終日になりました。いよいよ旅も終わりです。
食堂で隣合わせるイタリアおじさんの天気予報によると、今日は午後夕立ちがあると教えてくれました。
ここまでこの地域の天気予報の精度を期待してはいなかったのですが、信じて近場に出かけることに。

グランパラディーゾの大圏谷から流れ落ちる渓谷沿いに適当に歩くことにしました。


規模は違いますが、なんとなく上高地です。
長い年月氷河が削り砕いた岩や砂が堆積、広い平地を形成し、緑の草地と大きな針葉樹が雰囲気の良いプロムナードを作り出してます。
渓谷沿いの道は1時間も歩くと次第に傾斜を増してきます。


左右の山肌の荒々しい岩壁が天に迫ります。
雄大なU字谷。大昔ここは氷河に覆われていたのですね。
氷河の末端がよく見えるところまで登ってきました。
異常気象の高温の影響か、氷河の下の岸壁は溶け出した水がしぶきを上げて流れ落ちてました。

明日からの移動の準備もあるので、適当なところで引き返して来ました。

3時前にホテル着。シャワーを浴びてまったりしていると雷鳴!
おじさんの天気予報は大当たりでした。
さて明日はミラノへ移動です。アオスタ、トリノで乗り換えてミラノを目指します。
ミラノは38度の噂も!身体がついていけるかな?
また日記の更新が途絶えるかも知れません。

ところで今回の旅行で大きなトラブルに見舞われました。
メガネが壊れたのです。TMB前半の最終日でした。

二つのレンズをつなぐ部分がポッキリ!溶接部が取れてしまい致命的なトラブル。
まあその日はすぐにホテルに帰り着いたので大事には至りませんでした。
基本近眼は強く無いので、通常の生活に不便はありません。
ただ、スマホが見られません!地図も読めません。
スペアで持ってきた老眼鏡で急場をしのぎ、後半のTMBは無事クリア出来ました。
ところがその頼みの老眼鏡が今朝、同じように真っ二つ!

ホテルのオーナーの息子さんに接着剤ないか?と尋ねてみると、机の引き出しから瞬間接着剤を出して、その場で修復してもらえたのです。
さらに戸棚の中から数本の老眼鏡を出し、客の忘れ物だから、気に入ったものを持って行けとおっしゃいます。
もちろん喜ん頂きました。
旅に出る前にメガネの点検とスペアのご用意怠り無く!

最後の静かなバルノンティの夜は更けてゆきました。

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