7月18日(木)晴れ
TMBもいよいよ終盤です。中間に休養日を挟みますが、実歩行日は8日目を迎えます。
そろそろ疲れも溜まって来てますが、あと一踏ん張りです。
ホテルベルベデーレは快適でした。夕食にステーキが出て美味しくいただきました。
マダムは日本がお気に入りで、挨拶に日本語が出てきて嬉しくなります。
丁重にお別れしてホテルを後にしました。
綺麗な湖畔のスーパーで昼食の仕入れ。ハムとチーズのバゲットサンドです。
今日は山越えの長丁場。気合いを入れて歩き始めました。
今日目指すフォルクラ峠方面へのルートは2つあります。
一つはアルペットの窓経由の過酷な?峠越え。
もう一つはボヴィーヌ越えの比較的おとなしいルート。
もちろん軟弱な夫婦はボヴィーヌ越えを取りました。
広い車道をしばらく歩き、TMBの標識に導かれ町の外れで広い牧草地沿いの小道からヤナギランの咲く沢沿いの林道へ。
道はどんどん下って行きます。下るということは登るということ。あまり下って欲しくないのですが、、、、
やがていよいよ道は上り始めます。途中牧場らしいところで一服。
大きな針葉樹の林の山道は徐々に高度を増して行きます。雰囲気は日本の山と似ています。
視界が開けて岩山が見えたり、大きな沢を渡ったり、変化に富んだ道ですが、とにかくキツい道。
ところどころ現れる野生のブルーブリーをつまんで一息つきます。
屈強な外人達はドンドン追い越して行きますが、ここは戦わないのが一番です。
傾斜が緩んでアルプが現れました。結構な山のうえに放牧地があるのです。
それまでの鬱蒼としたタンネの森が一気に開け明るい緑の斜面が視界いっぱいに広がりました。
昼少し前にボヴィーヌ小屋に着きました。
ちょうどランチタイムで賑わってます。小屋の周りの草原には牛が昼寝中。道を塞いでたりして。
サンドイッチの昼食を済ませ、先を急ぎます。
小屋から少し登り小さな峠を越えると、樹林帯の急な下りが待ってました。
下りはそこそこ得意な二人。先行する外人夫婦を追い抜いてドヤ顔!
長い下りに飽きてきた頃、車の音が響いて来て、木々の合間に峠道が見えて来ました。
フォルクラ峠着。スイスのマルティニからシャモニーに抜ける峠道で車の往来が多いです。
ここから今日のホテルまでがえらいことに。
峠からしばらくは展望の良い牧草地を行きます。ホテルのあるトリュアンまでは結構な高低差があり、目的地ははるか足元。
車道を行くと延々と歩かされるので、ショートカットの山道へ。
これが凄い傾斜で延々と下ってやっと目的のトリュアン到着。
でもホテルの場所がよくわかりません。
あっちの民家で聞いたり、こっちのおじさんに聞いたりしてやっと今日の宿、ホテル・グランドウルスに辿り着きました。
でも到着したもののチェックインにはまだ早くしばらくその辺をうろついてました。最後が大変でした。
まあホテルとは言え山小屋に近いシステム。
部屋や設備は綺麗なのですが、シャワーとトイレは共同。
しかも今夜は団体さんご到着で、少々落ち着かない一夜になりそうです。