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北イタリアとTMBの旅(14)TMB前半終了!クールマイヨール へ

7月13日(土) まったくの好天!

TMB前半の最終日です。

昨夜泊まったエリザベッタ小屋は快適でした。
なにより嬉しいのは食事です。夕食は道々何となく前後して歩いていたり、前の宿で一緒だったアメリカ人やインド人たちと同じテーブルで、とてもフレンドリーな人たちでした。
朝食も仲間!と一緒に済ませ、さてTMB前半の締めくくりです。

今日のランチ用に頼んでおいたピクニックランチ。お弁当です。
メインはサンドイッチ・・・イタリアなのでパニーノでした。
ランチパックは便利なのですが結構ボリュームがあり、一人分だけお願いして2人で食べてました。


印象の良かったエリザベッタ小屋を後に、前半のフィナーレウオーキング。
小屋のある高台は一晩中強風が吹き荒れてました。朝になっても止みません。地形の影響でしょうか?

小屋のある高台から広大なヴェニ谷が見下ろせます。
うねうねといく筋かの沢が朝日を反射して銀色に輝いてました。

小屋から一気に広い谷底に下りると風は止んで道も平坦になりました。

やがて周りに湿原が出てきます。大小の池や流れがあって、周囲の山を水面に映してます。
小屋であんなに強かった風ですが、ここでは凪いで美しい景観を作ってました。
カメラ好きの方要注意!ここから帰れなくなります!

湿原からTMBのルートはベニ谷の南側の尾根に取り付きます。

グングン高度を稼いで行くと、対岸の真上にどっしりとモンブランが聳えてました。
今日のルートはモンブランをずーっとまじかに眺めることのできる絶景コースだったのです。
お天気も良く最高のシチュエーションで締めくくりが出来そうです。


緑と花のゆったりとした尾根筋、それでも結構な勾配を登ります。
ベニ谷の流れもずっと下の方になり、目の前のモンブランが一段と迫ってきました。
尾根の最高点を超えるところで一休み。モンブランが目の前に立ちはだかります。
小屋仲間?のアメリカファミリーも休んでました。

ここから一気に高度を下げて尾根の北側のトラバースになります。

年によってはずいぶん雪渓が残る様ですが、猛暑の今夏ほとんど消えていました。

見晴らしの良いポイントにグループらしい人達が立ち止まってます。どうもアジア人らしいです。
近づいて行くと「こんにちは?」と不安げ?に挨拶してきました。こちらも「こんにちは?」と恐る恐る、、、、
日本のツアーの方たちでした。今回初めての日本の方に思わず興奮する二人でした。

モンブランに加えてグランドジョラスも近づいてきてダブルキャストで景観を作ります。まあなんとも贅沢なスカイラインです。
メゾン ヴェイエイユ小屋の手前に小さな池があります。
あまり綺麗な池ではないのですが、ビューポイントになってるらしく、皆さん立ち止まります。
そこでまたまた日本語が耳に入ってきました。
やはりツアーの方たち。さすが人気エリア。ここへ来て立て続けに日本人に会いました。
少ない日数を有効に使うツアーで使われるコースの一つに選ばれる理由がよく分かりましす。


樹林帯の中を少し急下降するとメゾンヴェイエイユ小屋に到着。
小屋で用意してもらったお弁当?を二人でシェアしての昼食。

小屋の前にテントがありトレールマラソンの補給所になってました。
本当にトレランが盛んなんですね。
スポーツ好きの欧州人です。毎日たくさんのランナーとすれ違ったり追い越されたり、トレラン人口の多さに驚かされました。

ここからクールマイヨールへ最後の下りです。
眼下に見えるクールマイヨールの街を目指して車道を行くと、リフトが動いてます。
ついつい誘惑にかられ値段を見ると15ユーロ!
まあ頑張って歩くことに決定!

高度を下げるに連れ気温も上がって来ました。疲れが一気に出て来ます。
すると今度はゴンドラが現れました!
こっちは10ユーロ、、、誘惑に負け機械に下ろしてもらうことになりました!

ゴンドラを下りて10分ほど坂道を上り返し、やっとこさクールマイヨールのバス停に辿り着きました。
疲れましたが今日のコースは最高でした。天気にも恵まれました。

前半のTMBは無事走破することができました。
明日は一日クールマイヨールでお休みします。


歩行距離:13.5km
獲得標高:計測できませんでした
下降標高:計測できませんでした
最高地点:2437m

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