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北イタリアとTMBの旅(13) 国境の峠を越えてイタリアへ

7月12日 (金) 快晴に近い晴天

今日はモッテ小屋から国境を越えてイタリアに入ります。
セーニュ峠でフランス・イタリアの国境を越えます。

天気は回復して青空が戻ってきました。

今朝も賑やかな食堂での朝食。
多国籍のテーブル仲間と楽しく頂きました。


さて今日も大きな峠を越えるルートです。
小屋からすぐジグザクの広い路を高度を上げて行きます。
こちらに良くある放牧の作業道路。
見た目より傾斜があり、あっという間にモッテ小屋ははるか谷の底に。

軽装のトレランスタイルの外人にドンドン追い越されます。
我々と似たようなトレッキングの人にも追いつけません。
西洋人とは基本的に体力に差があります。金栗四三の気持ちがよく分かります。


傾斜が緩んできて、広い草原のパノラマルートになりました。
行く手の草原に広がる空が大きくなり、ケルンの様なものが確認できます。

セーニュ峠に到着。

それまで2日間見えていなかったモンブランが目の前に現れました。
南側は荒々しい岸壁に覆われてますが、北側にはどっしりと氷河を蓄えていて、まさしく「白い山」です。
せっかくのTMB、やはり主役はモンブランです。

ここがイタリアとフランスの国境でした。
峠は風が強くてケルンを風除けに少し休憩しただけで、早々にイタリア側に下ります。

雪渓が少し残りますが、じきにグズグズの夏道を下ります。
傾斜はきつく、反対から登って来る人たちは苦しそうです。

べニィ谷の展望が開け、広い川床に咲く黄色い花が光ります。
下流にコンバル湿原が青空を反射して輝いてます。
その谷を見下ろす様にモンブランが聳えます。

谷底の平坦な路を花を見ながらしばらく行くと、左手の高台に小屋が現れました。

目的のエリザベッタ小屋です。
ここはイタリア山岳協会の経営。人気の山小屋です。

昼に到着。早めですがチェックインオーケーでした。
部屋は4人部屋。綺麗な部屋です。モッテ小屋とは天国と地獄?

先に着いたので窓際の二段ベッドを使うことにしました。先着の特権です。

早く着いたので早々にシャワーを使いました。
TMBの山小屋にはほとんどシャワーが付いてます。
小屋によって設備の質は様々ですが、汗を落とすことでリフレッシュでき、快適な宿泊をすることができました。
ただ微妙に設備の差があり、慣れないと使いにくいことがあります。
日本の温泉を期待してはいけません。
エリザベッタ小屋ではチェックイン時にお湯が出るコイン(トークン)を一枚渡してくれます。
これで何分間かお湯が出るのです。
ちゃっちゃと入れば十分な量ですが、うっかりすると途中でお湯が止まります。
実はそれまでの小屋は時間に関係なくお湯が出たので、この小屋もそのつもりで入りました。
のんびり汗を流した後、頭にシャンプーをつけたその瞬間、お湯が止まったのです。
焦ります!
大声出して近くにいた妻を呼んで、有料のトークンを買ってきてもらい、急場を凌ぐことができました。
慣れない習慣の焦った瞬間でした。


夕食は2部制でした。
チェックインの時間によって振り分けたようです。
我々は1回目でした。よかった。
そんなに広くないテーブルに今夜も呉越同舟の多国籍会食。
ドイツ人、アメリカ人、インド系アメリカ人、そして日本人。
賑やかなディナータイム。

ディナーはさすがイタリア。イタリア山岳会の銘の入ったお皿で、一人づつサービスされました。
もちろんフルコース。
味も本格的イタリアン。
前菜、リゾット、肉料理、デザート。




満足の行く食事でした。

TMBの前半はあと1日を残すだけになりました。
ここまでは順調に歩くことができました。
明日はクールマイユールに戻ります。


歩行距離:7.6km
獲得標高;723m
下降標高:398m
最高地点:2518m

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