7月12日 (金) 快晴に近い晴天
今日はモッテ小屋から国境を越えてイタリアに入ります。
セーニュ峠でフランス・イタリアの国境を越えます。
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天気は回復して青空が戻ってきました。

今朝も賑やかな食堂での朝食。
多国籍のテーブル仲間と楽しく頂きました。

さて今日も大きな峠を越えるルートです。
小屋からすぐジグザクの広い路を高度を上げて行きます。
こちらに良くある放牧の作業道路。
見た目より傾斜があり、あっという間にモッテ小屋ははるか谷の底に。

軽装のトレランスタイルの外人にドンドン追い越されます。
我々と似たようなトレッキングの人にも追いつけません。
西洋人とは基本的に体力に差があります。金栗四三の気持ちがよく分かります。


傾斜が緩んできて、広い草原のパノラマルートになりました。
行く手の草原に広がる空が大きくなり、ケルンの様なものが確認できます。

セーニュ峠に到着。

それまで2日間見えていなかったモンブランが目の前に現れました。
南側は荒々しい岸壁に覆われてますが、北側にはどっしりと氷河を蓄えていて、まさしく「白い山」です。
せっかくのTMB、やはり主役はモンブランです。

ここがイタリアとフランスの国境でした。
峠は風が強くてケルンを風除けに少し休憩しただけで、早々にイタリア側に下ります。

雪渓が少し残りますが、じきにグズグズの夏道を下ります。
傾斜はきつく、反対から登って来る人たちは苦しそうです。

べニィ谷の展望が開け、広い川床に咲く黄色い花が光ります。
下流にコンバル湿原が青空を反射して輝いてます。
その谷を見下ろす様にモンブランが聳えます。

谷底の平坦な路を花を見ながらしばらく行くと、左手の高台に小屋が現れました。

目的のエリザベッタ小屋です。
ここはイタリア山岳協会の経営。人気の山小屋です。
昼に到着。早めですがチェックインオーケーでした。
部屋は4人部屋。綺麗な部屋です。モッテ小屋とは天国と地獄?

先に着いたので窓際の二段ベッドを使うことにしました。先着の特権です。

早く着いたので早々にシャワーを使いました。
TMBの山小屋にはほとんどシャワーが付いてます。
小屋によって設備の質は様々ですが、汗を落とすことでリフレッシュでき、快適な宿泊をすることができました。
ただ微妙に設備の差があり、慣れないと使いにくいことがあります。
日本の温泉を期待してはいけません。
エリザベッタ小屋ではチェックイン時にお湯が出るコイン(トークン)を一枚渡してくれます。
これで何分間かお湯が出るのです。
ちゃっちゃと入れば十分な量ですが、うっかりすると途中でお湯が止まります。
実はそれまでの小屋は時間に関係なくお湯が出たので、この小屋もそのつもりで入りました。
のんびり汗を流した後、頭にシャンプーをつけたその瞬間、お湯が止まったのです。
焦ります!
大声出して近くにいた妻を呼んで、有料のトークンを買ってきてもらい、急場を凌ぐことができました。
慣れない習慣の焦った瞬間でした。

夕食は2部制でした。
チェックインの時間によって振り分けたようです。
我々は1回目でした。よかった。
そんなに広くないテーブルに今夜も呉越同舟の多国籍会食。
ドイツ人、アメリカ人、インド系アメリカ人、そして日本人。
賑やかなディナータイム。

ディナーはさすがイタリア。イタリア山岳会の銘の入ったお皿で、一人づつサービスされました。
もちろんフルコース。
味も本格的イタリアン。
前菜、リゾット、肉料理、デザート。




満足の行く食事でした。
TMBの前半はあと1日を残すだけになりました。
ここまでは順調に歩くことができました。
明日はクールマイユールに戻ります。
