7月8日(月)
今日も中々の天気です。
明日からいよいよツール ド モンブラン(以後TMBと略します)なので今日は休養日です。
明日シャモニーへ出るのですが、どうせなら空中経由でモンブランを横切りたいので、Skywayのロープウェイ山麓駅で情報収集。
ロープウエイ駅まではホテルから徒歩15分。
エントレヴェスという雰囲気の良い集落を抜けて行きます。
石造りの古い村。モンテビアンコを望む静かな集落です。
ヤナギランが庭先に咲いていて、地元の山を思い出します。今年は綺麗に咲くだろうか・・・。
架け替えられたSkywayの立派な山麓駅と広い駐車場が目に飛び込んできました。
観光バスやマイカーがたくさんいます。観光客が出札口に列を作ります。
今日は上々のお天気です。多分フランスのエギューユドミディまで行くゴンドラもたくさんの人なのでしょう。
明日はシャモニーへ移動しますが、天空を超えての移動もありです。
しかしシャモニーまでの通しのチケットは結構なお値段！
ガスってたらもったいない、明日の天気具合で乗るか乗らないか判断しましょう。
その時は予定通りにバス移動です。
ひとしきり情報収集してから、バスでクールマイヨールの中心へ出ました。
町には古い教会を中心にお土産やアウトドアのお店などが軒を並べる通りがあります。
モンブランを借景にした町並みが素晴らしい。
街は観光客やトレッカーが入り混じって賑やかです。
もうじきお昼です。可愛らしい看板に惹かれてフォカッチャ屋さんに吸い込まれました。
フォカッチャの専門店で、何種類ものそれが並べられてます。
持ち帰り用に包んでもらって店を出ました。
八百屋さん？もあって、美味しそうな果物が置いてあります。
これもいくつか見繕って購入。ホテルに戻ってランチにすることにしました。
ここで明日からのツールドモンブラン（以下TMB）の計画について少し解説します。
TMBの計画は昨年の暮れから始まりました。
経験者の友人や、ネット及びガイドブック等の情報を総合し、下のルート図のように日程を決めたのです。
TMBはレ・コンタミヌから入り、ラックブランからシャモニーへ降りる左回りのコースです。
1日の行程は無理をせずに宿泊を増やし年寄りにも無理ないコースを設定しました。
しかも前半・後半に分けて間に休養日を入れたトレッキングにしたのです。
ベースはクールマイヨール にしました。
通常はシャモニーにベースを置くと思いますが、イタリアから入ること、中間点のクールマイヨール で休養日を設けられること、天候の具合によっては前後半のどちらかはパスしても良いかなという計画です。
まずとった行動は山小屋の手配でした。
このルート上には結構な数の山小屋があります。日本のアルプスなどと同じです。
しかし決定的な違いがありました。それは完全予約制ということです。
日本の山小屋は来るものは拒まず・・・しかし欧州アルプスの小屋は予約がなければ泊めてもえらえないのです。
行けばなんとかなる・・・ではなく厳しい掟のようです。
大体のコースが決まったところで小屋へ予約を入れました。
年寄り夫婦が無理なく歩ける間隔で、少し贅沢に楽に歩ける区間もあります。
この時役に立ったのがTMBの公式サイトです。
http://www.autourdumontblanc.com/amb/index.cfm/le-tour-du-mont-blanc-tmb.html
TMBのルート上に山小屋が表示され、予約もできるシステムです。
ここでできる予約は完了。
しかし情報だけでネット予約できない山小屋があります。
それはいくつかの人気の小屋でした。
ボンノム小屋、エリザベッタ小屋、ボナッティ小屋、ラックブラン小屋などよく名前を聞いたり、TVに出てくる小屋でした。
我々もエリザベッタ、ボナッティ、ラックブランの小屋に泊まる予定です。
そこで直接小屋にコンタクトを取りました。
言葉に自信がないのでメールでの連絡です。
ボナッティ小屋は速攻で予約ができました。
エリザベッタ小屋は随分後から返事が来ました。泊まれないかと不安でした。
ラックブラン小屋は営業許可の関係で2019年は宿泊できない・・・と言う案内がきました。
えーっと思っていたところ、なんと5月末に連絡が来ました。しかもすぐに予約金を振り込め！と言う難題を突きつけてきました。
たまたま友人の友人がスイスにいて、その方を通じて振込ができました。
と言うわけで山小屋の予約は無事完了したのでした。
小屋が決まったところで最終的なルートが確定しました。
クールマイヨール からシャモニーへバスで出て、鉄道バスを乗り継いでレ・コンタミヌへ。
そこを起点に３泊4日の前半ルートでクールマイヨール へ。
一日休養調整を兼ねてのんびりし、後半は６泊7日の長丁場でシャモニーを目指します。
無事完歩できるか不安ですが、ここまで来たら頑張るしかありません。
いよいよTMB開始です。