今年の夏もイタリアの山を歩いてきました。
行先はお馴染み?のドロミーティ。
また同じところ?と思われそうですが、広〜いドロミーティ山群、一年二年で歩き尽くせるものでありません。
すっかりハマってリピーターになってます。
今年歩いてきたのは西のドロミーティです。
期間は6月30日から7月14日の約2週間。
昨年よりも少し南に下がった地域の山々を目指しました。
拠点に選んだのは2カ所。
ファッサ谷の小さな村「ヴィーゴデファッサ」に6泊、さらに南に下がって「サンマルティーノ・ディ・カストロッツア」で5泊。
それぞれをベースにトレッキングを楽しんできました。
2017年6月29日
いよいよ旅の始まりです。
山梨の山奥から成田のアクセスは良くないので、今回も前泊。
車で成田へ向かいました。
泊まったホテル日航成田は2週間駐車場が使えるプランがあってそれの利用です。
ホテルも快適で明日からの長旅に備えることができました。
6月30日 成田ーミラノ
昨年の反省で荷物は最低限に抑えようと、今回の旅は各々30Lのザックを背負い、携行品は小さなキャリーバッグ一つにしました。
現地での鉄道やバスの移動も随分と楽になります。
身軽が一番です。
今年もアリタリアのミラノ直行便です。
成田のチェックインカウンターは相変わらずの大混雑。
でも我々はこの長い列に並ぶことなくチェックインを済ますことができました。
その技はwebチェックイン。
スマホでチェックインを済ませ、ビジネスクラスのプライオリティーカウンターに行けば、即荷物の預け入れができます。
少しばかり優越感を感じながら行列を尻目にチェックインカウンターを後にしました。
こればかりは個人旅行の強みかもしれません。
7月1日 ミラノ ー ヴィーゴデファッサ
順調にミラノへ到着。
今年も中央駅前のGLAMホテルで1泊。
次の朝、ボルツアーノへ向けての列車移動が始まりました。
ミラノからヴェローナへ、ここで乗り換えです。
降りたホームの反対側からボルツアーノ行きが出るので楽です。
最近のイタリアの鉄道はほとんどオンタイムで走るようで、乗り換え時間が少なくてドキドキすることも無くなりました。
ボルツアーノ駅は避暑客でいっぱいです。
今日から7月バカンスシーズン突入ですね。
ここからバスでの移動になります。
バスの出発まで時間があったので旧市街の散策に出ました。
中世の面影が残るこじんまりした風情のある街です。
マーケットも出ています。
旅の初日、買いたいものがあってもお預けです。
ボルツアーノからファッサ谷へはSADバスを使います。
今回の目的地ファッサ谷はTrentino transporti esercizio (TTE)が管轄ですが、ボルツアーノから一路線だけ南チロルのSADバスが運行してます。
ボルツアーノから入ったので片道だけSADバスのチケットを買いました。
ファッサ谷に入ってからはTTEのバスに乗るので昨年買ったSADバス用のモビルカードは今年は使いませんでした。
ヴィーゴデファッサのバス停です。
ここから今年の宿「コロナ」までは目と鼻の先。
ここが「アルペンホテル コロナ」4つ星です。
でも驚くほど高級なわけではなく、2食付きで一人一万円弱で泊まれます。
食事の内容を考えればコストパフォーマンスは良いと言えます。
チェックイン後町を散策。
インフォメーションで情報の収集です。
ガイドマップや時刻表など手に入れて、明日からの行動に備えます。
行動に欠かせない乗り物のカードも手に入れます。
この時は次の日の朝、カテナッチョ方面に上がるロープウエイの駅で購入しました。
ホテルに泊まるとヴァルディファッサカードが貸与されます。
そのカードを提示するとパノラマパスを割引価格で購入できます。
期間によって価格が違いますが、6泊するので6日間有効のパスを購入しました。
これで約20ヶ所のリフトやゴンドラなど乗り放題になります。
同時にバスのカードも貰えます。
トレンティーノの交通機関(バス・列車)が乗り放題です。一部の区間はトレニタリア(旧イタリア国鉄)も有効らしいです。
ヴィーゴデファッサはカテナッチョ(ローゼンガルテン)の東側にある町です。
この町から上がるロープウエイに乗って展望台に上がると、カテナッチョの当面の荒々しい姿を望むことができます。
ちょうど昨年泊まったチプリアーナは山を挟んで反対側でした。
昨年のチプリアーナについてはこちら
結果として今年も同じ山域の一部を歩くことになります。
小さく静かなヴィーゴデファッサの夏休みが始まります。
ドロミテもうすぐかなと楽しみにしていました。
お忙しいのにアップありがとうございます。
文章も写真もとても素晴らしく、ドロミテ旅行の情報もいっぱいに出てきそうでうれしい。
小淵沢も福岡も台風の被害はありませんでしたが、各地で自然災害が頻発して胸が痛みます。
小淵沢も暑そう、ご自愛ください。