週末に手を入れて随分きれいになったTOEIです。クランクも機能を戻し、家の周りなら乗っても問題ないレベルに復活しました。
クランクの交換の後に手を付けたのが後ブレーキです。長年の埃がこびりつき、渋くなったワイヤーとの相乗効果で、ブレーキを引いた後レバーの戻りも悪くなっていました。替えのワイヤーは暫く前にアルプスで仕入れたままお蔵入りしていました。材料は揃っているので、残るは行動です。
バラバラになったMAFAC RACER 。何年ぶりの分解でしょう。稼働部には油分が固着し、凹みには埃が堆積、スプリングも埃にまみれています。CRCを吹き付け、真鍮ブラシでゴシゴシこすり、ウエスで拭き上げてやると、往年の輝きが少し戻りました。
このブレーキ、本体のアーチ部分などの角をヤスリで落として面取りして仕上げてあります。昔見たフランスの某工房で組み上げた自転車に付けられたブレーキも面取りがしてあるように見えたので、まあちょっとしたこだわりの加工だったのです。
ケーブル類も交換です。ブレーキ本体のアーチワイヤー、アウター、インナー。アウターとインアーは現行パーツなのでライナー入りです。でも少々細身で、ユニバーサルオリジナリルのアウター・インナーに比して華奢に思えます。ユニバーサルのインナーは太くて固く、エンドのニップルも立派です。アウター外皮の細かな格子模様も好きでした。
ブレーキレバーのパットが瀕死状態です。ゴムは劣化し破壊寸前、それを強引にテーピングして保たせてますが、いつまで保つやら・・・。
組み上がったリアブレーキ。まあ新品同様とは行きませんが、現役に戻れたような気がします。
組み上がったTOEIで、今朝は標高差140m程下の中央線の踏切付近まで走ってみました。行きはよい良い帰りはこわい・・・まじめにトレーニングしないと行けないようです。まずはコンターラインに沿った道から乗る事にします。