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Simplexのクイックシャフト


 物持ちが良い、と言えば聞こえが良いですが、新車を誂える財力も無いので古い部品をだましだまし使わざるを得ません。
 中には貴重なパーツもいくつかあるので、レストアしがいもあるというものです。しかしどうしようもない場合があります。それは樹脂やゴムなど経年劣化が半端ではない部品です。昨日紹介したブレーキレバーパッドもしかり。カンパのやワインマンのパッドはレプリカがあって、利用した事もありますが、残念ユニバーサルのは存在しないようです。オリジナルをオークションで探せば良いのでしょうが、オリジナルとて経年変化にさらされています。高い非実用品は要りません。
 サンプレッックスのクイックシャフトのロックナットの蝶ねじ部分が壊れています。左端のナットには樹脂の蝶型のつまみが付いているのですが、これが分解して跡形も無くなくなっています。頻繁に調整の必要がないので、実用には差し支えないのですが、あまり格好の良いものではありません。
 Gさんからのアドバイスでこんな物を近所のホームセンターで購入してきました。

 アンダーホールナット。エストラマというゴムみたいな樹脂製です。ちょっと小さめの下穴が開いていて、ボルトに強引にねじ込む事で緩み止めの機能を果たします。

 嵌めてみました。まあいい感じです。遠目ではそれらしく見えます。でも問題が・・・エンドに当たる部分のもう一つのロックナットの形状が山型なので、これ以上ねじ込めません。メッキのローレット部分と黒いゴム部分の間に大きな溝が生まれてしまってます。

 横から見る分には重なって見えるので、まあここは良しとしましょう。内蔵むき出しの裸ナットに比べれば数段見てくれは改善しました。
 着々と進むレストア、自分のレストアも進めなくては行けません。昨日は標高差150mにも満たない登高で気合いの入らない一日になってました。まあしばらくは南北の道は止して、東西の道を選んで走ります。理由はこの辺の地形図をご覧頂ければ判明します。

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