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MAKRO PLANAR その2


 私が選んだマクロプラナーは非CPUのZFでした。最近のデジタルカメラに合わせて、CPUを搭載してレンズ情報を送り込むことで幾つか利点も得られるのですが、映し出す画像に変化はありません。カメラのコマンドダイヤルで露出を変えられたりして操作性は向上しますが、依然としてフォーカスは手動です。ならばいっそ昔どおりにフルマニュアル、と割り切ることにしました。
 レンズは金属製の鏡胴に包まれ、ずっしりと重量感があります。一昔前のレンズはこうだったな、と懐かしい記憶も蘇らせてくれます。
 フードの取付はバヨネットでしっかりと付けることができます。フィルター用の枠と一体化したこの部分、機械加工された金属がいかにも道具という雰囲気を出しています。
 残念なことに国産メーカーのフィルターはほとんどが黒枠です。アルミ削りだしの枠がついたフィルターが欲しいところです。ちなみにフィルター枠は67mm径で太いです。
 奥まったところにチョコンと前玉が顔をだすスタイルは、Nikonの60mm2.8Dマクロも同じです。撮影距離が短くなってくると、当然ですが鏡胴が長くせり出してきます。Nikonの2.8Dも同じですが、細い首がニョロッと飛び出してきて、お世辞にも格好が良いとは言えません。このMAKRO PLANARもせり出しますが、2層のタケノコ状の円筒がせり出してきますが、外径はほとんど変わらないため、見た目の不自然さはありません。
 肝心の操作性、マニュアルフォーカスの具合です。細かな溝が切られたフォーカスリングはネットリ粘りを持ちながらも切れが良い?、適度なフリクションで快適な操作ができます。
 ファインダーをのぞいてピントを合わせます。見やすいのですが、やはり光量の不足した暗い被写体ではピントの山が掴みにくいようです。まあしばらくはフォーカシングのトレーニングで寸。さいわいカメラのフォーカスエイドが効きますので、それをよりどころにピントの山を素早く掴めるように努力します。
 肝心の絵ですが、週末いろいろ撮ってみることにします。このレンズらしい絵作りができるかどうか不安ですが・・・

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