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喉をやられて・・・


 週末ガンガン新レンズで写真を撮りまくるはずだったのですが、久し振りに風邪に捕まってしまいダウン。いつものパターンだと鼻の粘膜をやられるのですが、今回は喉が炎症を起こしています。7度ちょっとの微熱が続き、土曜日の午後などはほとんど横になっていました。
 あまり気合いの入らない身体ですが、新レンズの写り具合が気になって、うだうだしながら犬の写真を撮ってみました。美人のポートレートにしたいところですが、ちょっと不細工で愛想のないL君ですがご勘弁を。

 被写体との距離は40cm前後、絞りはF4、2段絞っています。開放の味を見たかったのですが、ピントを合わす自信がありません。彼もじっとしているわけではないので、ピント合わせも大変です。一応目に合わせたつもりですが、想像以上に被写界深度が浅く、ヘリコイドの動きも粘ついて重めなので、私の腕ではちゃっちゃとシャッターが切れません。
 このくらいの距離で、奥行きのある顔(彼はそれでも随分と扁平ですが)をピシッととらえるのは難しいようです。それでも毛の1本1本をはっきり写し出したり、ちょっと外れた部分がヌメッとぼける辺りがこのレンズの醍醐味だと感じました。

 ちょっと頑張って外へ出てみました。今の季節花がほとんどありません。辛うじて残っている紅葉をモチーフに撮ってみました。絞りは開放F2です。
 多分このレンズはこの様な使い方で力を発揮するようです。手前の葉はデティールを忠実に捉え、奥の葉はまろやかにぼけています。色味も深みのある重厚な色合いで、色数の豊富な色インキで描いたように、くっきりシャープな描画です。
 このレンズが本領を発揮するのは来春、庭が動き出してからです。それまでは、普通の景色に中でどんな画を描いてくれるのか、色々試して見たいと思います。
 それには早く喉を治さねば・・・

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