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精進ヶ滝


 土曜日の夜、Wさん来小淵沢記念ピザパーティーを催しました。夜の高カロリー摂取に備えて、みんなで事前の腹ごなしに出かけました。
 行く先は精進ヶ滝、鳳凰三山の山懐に抱かれた、東日本有数の規模を誇る名瀑です。
 林道の終点まで、結構な高度を車で上がって行きます。滝の入り口の駐車場には車が5、6台。よく知られた滝の割に静かな様子です。
 入り口の吊り橋を渡って、石空川沿いの山道を登り始めました。広葉樹が茂る沢沿いの道は、残暑を遮って爽やかなアプローチを提供してくれます。この辺りはS社の南アルプス天然水の貴重な水源でもあるようです。
 途中フォッサマグナが地表に露出した断層帯を見ることが出来たり、地質に興味のある人も楽しめる山道です。
 山道はやがて沢床に降りて行きます。清冽な南アルプス天然水の流れです。小滝が次々と現れ、いよいよ核心部へと入って行きます。

 どうどうと流れる沢や、次々現れる滝を、吊り橋や、鉄製の階段で越えて行きます。
 沢沿いには、おにぎり石や夫婦岩など大きな奇岩もあって、変化のある楽しい登り道です。

 歩き始めて40分ちょっとで滝見台に到着しました。ここで山道は終わりです。木々が切れて視界が開けた先に、落差121mの精進ヶ滝が落ちています。その下には九段の滝も続いていて、大きく落ちる水の姿は圧巻です。滝までまだ相当距離があること、木々が成長してこの時期全容が見られないことが少し残念です。
 ここでランチタイム。まあ今日は夕方があるので、ほどほどに。でもやっぱりアウトドアランチは最高です。用意したおにぎりはほぼ胃袋に吸い込まれて行きました。

 たっぷり滝を見ながらランチを楽しんで、さあ下山開始。沢沿いのルートだけに、滝の巻き道などは結構な急傾斜です。登りではあまり感じなかったのですが、下りの階段で傾斜の凄さを再認識。ステップが狭いので、少し大柄な人にはあまり愉快な階段ではないようです。
 残暑厳しい中、信じられない程涼しい木陰の路を、たっぷりマイナスイオンを吸い込みながらの滝見物、のんびり楽しむことができました。

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