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スグリのジャム


 庭の端の方に植えているスグリに、今年は結構実が付きました。グースベリーというやつで、1cm以上もある鮮やかなグリーンの果実が鈴なりです。
 試しに一個、摘んで食べてみます。固くてしっかりした皮に包まれています。パリッと歯を立てて割った瞬間、強烈な渋みで思わず口からはき出してしまいます。とても食べられたものではありません。もう少し待って、褐色に色づけば生食も可能ですが、青い実はいただけません。
 でもこの青い実、利用方がありました。ジャムに加工するのです。

 かなり強烈なトゲと格闘しながら、それでもボール一杯の実を収穫しました。すっきりしたグリーンに縞々模様が入って、ちょっと小振りですがビー玉みたいです。
 これからジャムにするには一手間かけねばなりません。

 実についた余分なものを一個一個取り除いてお掃除する必要があります。右の取り立ての実から、天辺の細い茎と、お尻に付いた花柄?を取り去ります。
 頭の茎は簡単に取れますが、お尻をきれいにするには少々コツがあります。指で摘んでも中途半端に黒いカスが実に残ります。爪の先でこするように掻き取るときれいに取れることがわかりました。
 左のようにすべてきれいに下ごしらえします。手間がかかる作業ですが、不純物の無い舌触りの良いジャムに仕上げるには欠かせない作業です。

 作業完了。きれいな粒々、宝石みたいです。このあと砂糖をまぶし、しばらく置いて鍋で煮て・・・とジャム作りの行程に進みます。

 仕上げは瓶詰め。脱気殺菌中の逆さジャム瓶です。保存用の瓶詰め2本と、残り今週の朝食用を1本分くらい作る事ができました。隣に見える赤いジャムはサクランボです。佐藤錦のジャムです。市内の観光農園でハネ品を加工用として販売しているのを買ってきました。1kgで1000円・・・高いのか安いのか微妙な値段です。まあ我が家としては最高級ジャムの完成です。

 試食タイム!
 スグリのジャムは酸味が強め、どこかマスカットを思わせる味です。あのえぐい実から出来たとは到底思えません。なかなか好評です。来年は木を大きくして、もっとたくさん作りましょう。
 佐藤錦の贅沢ジャム、美味しいはずだと、先入観で食べています。確かに美味しいのですが、ガーンと頭を殴られるような強力パンチを感じられません。優等生過ぎるかも。コストパフォーマンスを考えると年に一回で良いかな、ってところですね。
 このところいろいろジャムも楽しんでます。定番のルバーブジャム、ジューンベリーのジャム。あと少したつとブラックベリーが収穫できます。桑の実も摘みにいけば良いのですが、ちょっとチャンスがありません。苺は結局生食だけで終わりそうです。
 さあ美味しいジャムが出来ました。パンもせっせと焼きましょう。

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