以前ここに引っ越すなど夢にも思ってなかったときに、スモーカーを買いました。アメリカのブリンクマンというメーカーの物で、ちょっと見た目大げさなスタイルをしています。
結局前の家では出番がなく、ずっと物入れの奥で眠ってました。引っ越して、燻製には最高の環境が出来たので、来客をもてなす料理の一つとして燻製にチャレンジしました。
このブリンクマン、グルメ スモーキングリルと銘打っているだけに、ちょっとユニークなスモーカーです。熱源は炭です。専用の電熱器を使った電気タイプもありますが、我が家のはチャコールタイプ。一番底に木炭ようの火皿があり炭を燃やします。その上部に洗面器のようなウオーターパンがあり、ここから湯気というか蒸気が上る仕組みです。その上にグリルがあって、ここへ材料をおいて燻煙というか、調理するのです。
湯気とスモークを巧みに材料に当てることで、材料の中はジューシーで、外はパリッとした仕上がりも可能になるらしいのです。ターキーもまるまる一羽入る大きさで、さすがU.S.A。
手始めにスモークチキンを作ってみました。
スペシャルソミュール液に一晩漬け込んで、カラスの食われないように外で風乾し、スモーカーへ。チップはサクラです。先日剪定した時に出たチェーンソーのおが屑を取っておいて利用しました。チップも自家製です。
今回はついでにサンマの干物も燻製に。
待つこと数時間。ほどよく色ついた燻製が完成です。1回目は塩味がきつかったので、2回目は塩の量を半分にしました。保存性は良くないのですが、直ぐに食べれば問題なし。
もちろん美味しく頂く事ができました。さあ次は何を・・・。
後日談。ご近所の方からスモークサーモンを頂きました。凄い冷燻仕上げです。半透明に輝くサーモンピンクの身にはほどよい脂がのっています。お聞きすると、この近所の養鱒場で仕入れられた鱒を使われているとのこと。冷燻が出来るスモーカーをDIYされているとのこと。今年の年末は是非私もチャレンジ、Tさんご指導願います。