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そば打ち大会 2007

Soba02
昨年に引き続き、今年も恒例になった蕎麦打ち大会が実施されました。
と言っても知人が打つ蕎麦をわいわい囲んで食べると言う趣向の大会です。
ですからただ参加して、ひたすら食べる事に私たち取り巻きは専念できます。
本日集合したのは総勢8名。勧進元のWさん、遠路はるばる小淵沢からHさん、アメリカでサイクルショップを営むIさんの奥さん、自転車仲間のRHさんご夫妻、我々夫婦、そして打ち手の千葉のNさんです。

さて蕎麦ですが、今年は3ヶ所の産地の新蕎麦がノミネートされました。
北海道は幌加内と十勝の沼田産の2種類。そして福島は喜多方産。都合3種類。
幌加内と喜多方は打ち手としては初めての粉。さてどれが一番美味しい蕎麦に変身するのか興味津々です。

喜多方から蕎麦をこね始めます。こね鉢に蕎麦粉とつなぎのメリケン粉を投入。水を慎重に少しづつ加えながら「水回し」をします。水を入れすぎると折角の生地が台無しになるそうで、水を入れては揉むように粉を混ぜ合わせます。
「初めて使う粉なので様子が分からない・・・」と打ち手のNさん苦戦。でも暫くして粉は小さな玉になり、それがまとまって大きな玉に。粘土を練るように手でしっかり捏ね上げます。

Soba03
喜多方産の生地ができたら、次の北海道産の2つも同様に生地にします。

次にのしの行程。丸い生地の玉を30cmほどの円形に手の平の付け根を使って広げ、のし棒を使って徐々に大きく延ばして行きます。
丸い生地は、何回か方向を変えながら延ばしてゆくうちに、アラ不思議、四角い生地に変身してゆきます。慎重に延ばして行き、思いの厚みになるまで作業が続きます。見た目よりもずっとソフトで繊細な生地ですから扱いは慎重です。
Soba04
のし上がった生地を折りたたんで、専用の包丁とこま板を使って切って行きます。
これで蕎麦切りが完成です。

最後は茹で上げ。沸騰したお湯に入れ、ふわっと浮き上がってから15カウント。約15秒と言うことですか。たったこれだけです。早い。その後流水でしめると、完成です。

Soba05
出来上がりがこの写真。写真では美味しさは伝わりません。
「ただひたすら美味しかった」
とだけ報告します。

3種の粉の評価。
結果1位 喜多方 2位 幌加内 3位 十勝・沼田

と言うのが専ら口だけ動かしていた某ガイドブック調査員風の参加者の共通した意見でした。
突如東京の西部の住宅地に出現した3☆蕎麦屋を堪能した一日でした。(蕎麦の腹持ちは凄い。結局夕飯は食わずに終わりました)

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