この線路、RhBのベルニナ線、オスピッツォベルニナ駅の構内で撮影したものだ。側線なのでレールの表面に錆が浮いているが、よく見ると枕木も錆びている。
枕木の形が木ではない事は一目でわかるので、コンクリートの枕木に鉄粉が付着して赤くなったのかなと思ったが、よくよく見るとそれ自体が鉄で出来ていた。私は鉄道模型をRhB線だけに限定している俄か鉄爺さんなので、寡聞にして鉄の枕木のことは良く知らなかった。スイスではまだかなりの区間に鉄の枕木が使われているようだ。木の枕木に比べて耐久性も優れているらしい。100年以上使われているベテランもいると聞く。
錆びていつかは朽ち果て大地に帰る、コンクリートでは出来ない芸当だ。私のセクションレイアウトのプロトタイプはRhBのローカル山岳線だ。鉄枕木を配置した12mmレールが欲しくなった。