イベントがらみの仕事が忙しく、スイスの紀行をゆっくり書き留める暇が無い。ますます記憶が薄れるが、時間をある程度かけながら完成させるつもりだ。
単発でいろんなエピソードや、思いついた事を挟みながら間を持たせる。
今日の話題は女性の車掌さん。
日本の鉄道でも女性の進出が目立ち、毎日の通勤でも結構頻繁に女性のアナウンスが車内に響くようになった。女性の社会進出先進国の欧州ではこの職種にも多くの女性が着いていると思う。でも出会う機会は意外と少なく、今回の旅で出会った印象的な二人を紹介する。
一人目はzb(旧SBBブルーニック線)の女性車掌。インターラーケンost駅で機関車の連結作業を写真に収めようと連結部にカメラを向けた。作業しているのは女性だった。この路線は自動連結器なので、ジャンパー線の連結作業をしているようだったが、咥えタバコで勇ましく作業をしていた。それをパチリとやったものだから、彼女バツ悪そうに、そそくさと車両の陰に隠れてしまった。
列車が発車して間もなく、車掌が検札に来た。女性だった。外人にしては珍しく、こちらの顔をまともに見ることなく、さっさと仕事を済ませて行ってしまった。愛想の無い車掌だなと思っていると、そうだ、さっきの連結係だ。えー車掌がそこまでやるんだ。でも何故そっけない態度。そうか仕事中に咥えタバコしてたのを見られたのが原因かも知れない。女性の喫煙率は欧州では多分日本よりずっと高いが、さすがに業務中なので、よっぽど恥ずかしく思ったのかもしれない。
ブリエンツで列車を降りて、ホームの列車をカメラに収めた。シャッターを切る直前、車内に身を隠す人影があった。近づくと件の女性車掌だった。こっちが微笑みかけると、今度はまともに顔を合わせて、肩をすくめ照れながら手を気持ち挙げて、別れの挨拶を返してきた。やっぱり恥ずかしかったんだ。
もう一人。すでに紀行の中で紹介したベルニナ線の車掌さん。偶然往復同行する事になった若い美人車掌さんだ。
彼女も我々に何か感じていたようで、検札が終わって暇になると?こっちのシートに来て休憩がてら話をして行く。と言っても私は写真に夢中、話しかけられる妻はちんぷんかんぷん。
それでも何となく意思の疎通は図られたようだ。彼女ダボスに住んでいると言う。当たり前だが、地元の人。ダボスには足を伸ばすことが出来なかった。次の機会にまた再開できることを祈って彼女は妻とハグしてベルニナ急行の職場に戻っていった。今度ダボスに絶対行きます。
※8/25まで出張です。まともにブログの更新できませんのであしからず。