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SWISS紀行2007 今日の1枚(8) 駅の大きなベル

Bell 一生懸命忘れないうちにと、寝る間も惜しんで旅日記を綴ってみたが、ついに力尽きてダウン気味。仕事も忙しくなってきて、ブログの進行も怪しくなってきた。
 写真を整理しながらなので、そちらにも精力をそがれ尚更遅々とした動きになる。
 暫くはポチポチと、一枚の写真でつないだりして、なんとか頑張る事にする。

 この写真はスイスのある駅、と言っても超有名な駅なのでお判りの方も多いだろう。ベルニナ線の最高地点といって良いのかな「Ospizo Bernina駅」だ。その駅舎のほぼ中央に、背の高い銀色のC3POみたいなのが2本突っ立っている。行かれた方は覚えているかもしれない。
 じつはこれ、列車がホームに近づいてくることを知らせる合図のベルだ。最近はあまり実用をなしてないようで、実際の音色を聞く機会が少ない。サンモリッツのような大きな駅では見ることも出来ない。昔の駅は隣のホームへ線路を直接跨いで行くような構造のため、危険を知らせる役割があったのだと思う。大きな駅は地下通路でホーム間を移動するようになったので、お役御免なのかも知れない。

 サンモリッツからチューリッヒへ戻る日、フィリズールで途中下車した。フィリズールのそれは健在で、遠くから近づいてくる列車を、チャイムで知らせてくれた。その音色ははっきりと澄み渡っていて、それはある意味で警告音なのだが、この図体、風貌から連想されるよりも、ずっと優しく、優雅に、アルプスの谷間に響き渡り、その音が景色の一つになっていた。

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