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SWISS紀行2007 今日の1枚(7) 停車ボタン

Btn ベルニナ線などスイス最大の私鉄網を誇るレーテッシュ鉄道、山間を走る立派な?ローカル線だ。夏の登山や避暑シーズンとか、冬季はスキー客でにぎわうこともあるが、通常は静かに慎ましやかに走っている。
 駅の乗降客も一部の大きな駅を除いて、普段はほんの数えるほどらしい。その証拠がこの写真。オレンジ色のベースの中に緑色のボタンがある。良く見ると「I Want to leave」と書いてある。つまりこれはワンマンバスの降車ボタンと同じで、降りたい駅の手前で押せ、と言うことらしい。
 それは事前準備にトーマスクックを見ていて気になっていた疑問への解答でもあった。トーマスクックには四角に・のマークで、request stopと書かれている駅があって、どうやらそれは小さな無人駅かも知れないと判断できた。でもどうやって降りる意思表示をするのかが疑問だった。ある本には車掌に知らせておけば良い、みたいに書かれていたが、検札がこなければ無視されてしまう。
 実際に乗ってみてシステムが判明した。各車両にあるこのボタンを押して運転手に知らせるのだ。バスとまるっきり同じ仕組みだ。リクエストしないと停車してもらえない駅で降りる事になったある日、自分で押してみた。さすがにピンポンとチャイムは鳴らなかったが、ボタンの回りがランプで光って、間違いなく申し付かりました、と返答してきた。そしてちゃんと列車は止まってくれた。

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