一面に敷かれているのは薄いポリのフィルム。
正体はマルチフィルムと言う畑を覆う薄い膜です。畑作業の最大の難敵は怒涛のように押し寄せる雑草の種との戦いです。耕して、黒々とした肥沃な農地になったなあ、と感激していられるのはほんの数日。見る見る細かな芽が一面に生えてきて、あっという間に地面を雑草が覆いつくします。
無農薬を標榜して畑作業を始めたからには、ここで除草剤の手を借りるわけには行きません。最善の方法はある程度大きくなった草を根こそぎ抜く事。でも手間は尋常ではありません。
最近新しく追加で借りた畑があるのですが、春まで作付けの予定はありません。その間放っておくと大変なことになります。かといって草取りを豆にやるには広すぎる面積です。悩んでいたら隣接する畑を管理しているベテランのおじさんが助け舟を出してくれました。
マルチを一面に貼りなさい。そうすれば草も生えない。
で結局はそのおじさんの手持ちのマルチをいただき、慣れない手つきの我が夫婦を見かねて、ほとんど作業をしていただいて、写真のように無事地面のラッピングに成功した訳です。
春になったら何をどう植えるか、冬の間のうれしい悩みが一つできました。