10月の声を聞いて、いよいよ秋本番です。
まさしく天は高く澄み渡り、無限の宇宙へ続きます。
雲も粒が小さく勢揃いしてやはり高い所に浮かびます。
同時に刷毛ですーっと引いた様な筋雲も青い空にアクセントを演出します。
山肌が色つくまでもう少し。
四季が色濃く楽しめる山の暮らしはクライマックスを迎えて行きます。
天高くなると肥えるものが・・・
キノコくらいではいくら食べてもカロリーの取り過ぎにはなりません。
まあ当たってお腹が緩くなり、一時体重が減るのが関の山です。
先月後半から栗が旬を迎えました。
早稲の栗から始まって、晩稲へと収穫は移っていきます。
庭には栗の木は無いのですが、すぐ近所に何本か大きな栗の木があり、毎年恩恵に預かっています。
今年は例年より栗は豊作らしく、虫も少なく良い粒が、15分程でお鍋一杯収穫出来ます。
日中に収穫した栗は、ザブンと水に付けておき、夜に圧力鍋で鬼皮ごと煮ます。
ひと冷まししたら皮むきです。
水に付けてふやけた鬼皮は簡単に剥けます。渋皮も以外と簡単に奇麗に剥がれる様に取ることができます。
剥き上がった黄色のほんわか温かな栗、思わず丸のまま口の中に放り込みます。
ほっこりホクホク、上品な甘み。
幾つでも口の中に入ってしまいます。
でもこれは炭水化物の塊!
天高く、、、、肥える秋。
誘惑と戦う夜なべ作業が続きます。