アルケミラ・モーリスが黄色いベールのような花を一面につけています。
この庭と余程相性が良いらしく、多分小淵沢で一番立派な株に成長していると、勝手に思い込んでいます。
元来高温多湿の日本に合わないらしいのですが、寒冷なこの地は好まれたようです。
以前スイスへ出かけた折り、アルメントフーベル周辺で大群落に出くわし驚きました。
アルプスの山岳地帯で自生するくらいなのだから、小淵沢でも大丈夫かなと、駄目もとでメインの庭に入れてみたところ、うれしい誤算でぐんぐん大株に生長して行きました。
レディスマントルとかハゴロモグサとか言う別名があるように、やさしい緑色の葉が女性のケープや羽衣に見えたのですね。
こんもり茂った葉のグリーンと淡黄色の小花のバランスは絶妙で、ボリューミーな花なのに自己主張は抑えられ、ふんわりと癒しの空間を演出してくれます。
アルケミラ・モーリス
学名 Alchemilla mollis
バラ科アルケミラ属
宿根草(耐寒性多年草)
花期 初夏(6月ごろ)
原産地 ヨーロッパ
真冬にほとんど枯れてしまうほどの寒さ耐えながら、毎年元気に一回り大きくなって楽しませてくれるアルケミラ・モーリス、Casa Mille一押しの花です。