オールドローズが咲き始めました。
標高の高いこの地域、例年開花は梅雨の時期と重なります。
バラは雨が苦手、折角の晴れ舞台がいつも台無しになってしまいます。
しかし今年の梅雨は様子が違ってます。
梅雨入りしたのに雨がほとんど降らず、地面はカラカラ。
おかげで雑草の生え方も穏やかなので助かりますが、新しく移植した宿根草の苗の一部は元気がありません。
もともと水気を好む植物も死活問題です。
そんな訳で本命のバラたちが奇麗に咲き始めました。
ファンタンラトゥール
半つる性のシュラブタイプのバラです。強い芳香があり、枝全体に花が咲くと庭中良い香りに包まれます。
上品な淡いピンクのクオーターロゼット咲きが基本ですが、咲き始めは濃いめのピンクで存在感抜群です。
マダム・アルディ(ハーディー)
昨秋少し強めに剪定しておいたのが良かったのか、今年は元気な花芽がたくさんつきました。
ホワイト系のオールドローズの中では最も美しいと絶賛される品種です。
純白な花びらに、少しピンクのシャドウが入り、小振りながら重厚なロゼット咲きの花が株一杯に咲き乱れます。
まだ数輪ですがポールズヒマラヤンムスクも咲き出しました。
でも、ピエールドロンサールは残念ながら遅霜の影響を受けたようで、ちょっと元気がありません。
バラの本番はこれから二週間程。
雨は降らないで欲しいと思う反面、適度なお湿りは頂きたいな、と身勝手な思いが交錯する今日この頃です。