素焼きが済み、釉薬掛けも済んで、いよいよ本焼きの準備にかかりました。
私の作品はほんの一瞬で施釉も終わりましたが、先輩方は三日間かけて入念に釉薬を施していました。
さて今日は窯入れでした。
進行係は女性陣。さすが整理上手な奥方たち、形も大きさも異なる作品を、見事に隙間なく積み上げて行きます。
男衆が手を出す隙がありません。この際裏方に徹して力仕事に回ります。
積み上がった作品がトップの写真。窯の内寸ギリギリまで積み上げられ、全ての本焼き予定作品が収まりました。
あとは来週月曜日の本焼き本番を待つだけです。
焼き上がった作品が陽の目を見るのは再来週の月曜日。
果たして我が処女作の出来映えは如何に?
本焼き準備の合間を縫い。次回の素焼きに向けボチボチ成形開始です。
そこでこの様な小物を作ってみました。
手回しろくろ用の作品押さえです。
100均で仕入れたスポンジ(物干竿の固定用?)と、強力なネオジウムマグネットを組み合わせています。
裏側は滑り止め効果を期待してゴムシートを貼りました。
3個をこの様に使います。
鉄製の手回しろくろにマグネットがはりつき、少し固めのスポンジが上手い具合に作品をホールドしてくれます。
実際に試して見ると、結構しっかり作品を固定する事が出来ました。
マグネットなので位置の修正も楽です。
これは結構行けるかも、特許申請しようかな・・・・
次回に向けて成形中の作品です。
まずは小鉢。本当は別の用途を考えて捻り始めたのですが、結果こうなりました。
何処かの国のミサイルじゃないですが、狙いと着地点が大きくずれてしまうところが残念です。
小皿です。伸した「たたら」をカットして、角を持ち上げただけの単純なお皿です。
和菓子用のお皿をイメージしてます。これはまあイメージ通りの成形です。
しかし先輩方のご意見は・・・
「4隅だけじゃなくて縁を全周持ち上げたら・・・」
我が娘は
「たたらにしてそのままじゃ歪むよ。ぎゅっぎゅと平らになる様に躾けてやるとか、縁をぐいぐい縮める様に成形してやるとか、粘土を締めなくちゃ・・・」
まあ、何事も経験です。
失敗は成功の元、まだまだ駆け出しですから。
ちょっと余った時間で箸置きを作ってみる事にしました。
先輩方のアイデアを頂戴した物です。
クッキー用の抜き型を使いました。
桜の花の可愛らしいパターンです。
2つの桜を重ねた様に抜き、花が2つ横につなげます。
全体にアールを付けます。
同じ大きさの箸置きを一気にたくさん作る事が出来ました。
次の素焼きと本焼きは8月頃の予定です。
試行錯誤、駄作の山が増えそうです。