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ミニワッターの実力は

震え上がっていた2月から一変、3月は気持ち悪い程の暖かさの日が続きます。
すっかり雪も溶け、庭仕事もボチボチ再開、と行きたいところですが、妙に生暖かい風が吹荒れ、空から黄色いものや得体の知れない微粒子が降って来たりと物騒なので、結局は家に籠って音楽を聴いたりしています。

先日出来上がったぺるけ式6N6P全段差動プッシュプルミニワッターですが、エージングも進んでしっかり鳴ってくれています。
その印象などを少し。

心配していた出力、言い換えれば音量ですが、狭い我が家で聴く限り全く問題はありません。
ソースによってはフルボリュームが欲しい場面もありますが、快い音量で聴くにの7分くらいの力で十分です。

音は芯がしっかりして安定感が良いのに驚かされます。素直で品良く躾けられた音は癖や嫌みが無く、ソースに刻まれた音を忠実に再生してくれます。
1Wに満たない小出力アンプとは思えないほど重心が低く伸びのある低音、艶やかな高音、そして自然な広がりを再現した定位感も抜群です。
ただ、たまに気になるノイズを感じる事があります。真空管のエージングが進んでいないせいなのか。不良があるのか・・・これはもう少し時間をかけてチェックしたいと思います。
いかにも真空管アンプ!と言った妙な味付けが無い点も評価されます。まあ初段はFETですから頑に球にこだわったアンプではもともと無い訳で、たまたま出力段のデバイスの一つとして真空管が使われたのだと思えば良いのです。

スピーカーはELACを鳴らしてます。先日スキーにやって来たSさんは、同じ小型スピーカーでもDALIの方を気に入ってましたが、暫くはELACとの相性を探って行くつもりです。

まだ音楽と言うよりも「音」を聴いてる段階ですが、それを卒業したら、じっくりと「音楽」に浸る事が出来そうです。

cd130308

スピーカーとの相性もあってか、このところ聴くのはJAZZ系が多くなっています。
何枚か新しくCDも仕入れたりしました。
写真のCDはジャズではなくボサノバですが、最近仕入れてお気に入りのものです。
CASAと言うタイトルに惹かれる物がありました。
アントニオ・カルロス・ジョビンの自宅・・・つまりCASA・・・でレコーディンブされたと言うアルバムです。
坂本龍一がジョビンのピアノをひき、モレレンバウム夫妻のボーカルとチェロ。仕上がったばかりのシステムで聴くには御誂え向きのソースです。
録音もジョビン宅でのレコーディングの空気感がリアルに出ている高音質盤で、もちろん演奏もクール!です。
じつはこのCD、ぺるけ氏のレファレンスとして推薦盤でもありました。しかしながら国内版は廃盤らしく、Amazonで海外版を注文するも2ヶ月以上音沙汰無し。たまりかねてヤフオクで中古品を見つけゲットしました。

少しの間、飽きるまで、CASAはCASA MILLEの居間に流れ続ける事になりそうです。
ヘ・ビィー・・・ロオ・・テー・・ショーン・ン・ン・・・・・

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