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ライン・アンプの仕上げ

こそこそと作り始めたぺるけさんのFET差動ライン・アンプですが、ユニットの基板が完成したので、最終アッセンブル、ケースへの組み込みです。

ケースは20㎝×12㎝ほどのコンパクトなタカチのケースです。
厚みがあって重量感があります。サイドに放熱も兼ねた溝があり熱を持ちそうな装置には最適です。
ただ小さいのでパネルへのパーツの配置はきちきちです。
アルミ素材は柔らかくて粘りがあるので、ドリルの刃先に削りカスがこびりついて作業性が良くありません。
何とか穴あけが済んで、パーツの組付け具合のチェックをしました。

一気に組み込んでスイッチオン・・・は危険なので、まずは電源部だけ組み込んでチェックです。
最初スイッチ入れても出力の電圧が出ずに焦りました。ヒューズも飛ばず、デバイスが焦げてもいないので一安心。
気をとりなおしてテスターで順にチェック。
トランスの2次側に電圧が来てません。基板をチェックした所トランスの足のハンダが未ハンダです。
ハンダ付けして無事電源回路は動き出しました。

しかしトランスの二次電圧が定格よりも高い様です。それを見越してドッロップの抵抗をかませてはいるのですが、どうも想定外の電圧が出ています。
トランジスタとツエナーダイオードの低電圧回路を組んでいるのですが、電圧差が想定以上にあり、結構負担をかけそうです。でも高々14,5mAの消費電流なので熱も持たず何とかなりそうです。

最終アッセンブルです。アンプ部の平ラグをセット、電源やアース回り、入出力などの配線を済ませ、いよいよ全体のチェックです。

まずは電圧のチェック。
電源は2種類。+19Vと−4V。バイアス用の−電源はドンピシャでしたが+電源は18.6Vでした。
ちょっと足りません。
原因はEFTのソースに入っている定電流用のCRDの様です。4mAが回路の指定ですがデバイスのバラツキがあるため、4.3mAのCRDになってるからの様です。
電源回路の最後に150Ω(ぺるけさんオリジナルでは180Ω)の抵抗が入ってますが、50Ωくらいにしてあげると良い様です。
暫く様子を見て変更を考えようと思います。

まずは無事に音が出ました。
そそっかしい性格なので、いつも配線ミスなど起こして一発では成功しない事が多いのですが、今回はまあ順調に行きました。
まあとても単純な回路ですから間違えないで当然と言えば当然ですが。

音についてはエージングが済むまでは何とも言えません。
ただ少しゲインが不足かな・・・と言う感じがしています。真空管のアンプを元気に鳴らしたくて挿入するので、もう少し利得を高めた方が良いかなとも思います。
これも暫く様子を見て行く事にします。

さあお次はUSB-DACです。
秋月のキットも再入荷し、手元にあります。
平ラグの部品配置も進んでます。
週末くらいにはプリアンプとセットで音が出せそうです。

2 Comments

  1. チェルト

    お早う御座います。
    今日は、午後から大阪出張となり、週末の蓼科はお預けとなってしまいました。
    AKI.DACで来ました(http://jn1akc.dtiblog.com)、やっぱりそれなりに良くなってます。これでPCオーディオへの移行が考えられるようになりました。
    音的には、高解像、周波数帯域の拡大・・ですが東京のシステムでは、何となく「厚さ」に掛けるような気がします。
    オートグラフで聴いてみると感じが替わると思います。
    以上取り急ぎ・・・
    -eof-

    • suzuki@ugc

      USB-DACも組み付け配線完了しましたよ。
      あとは音出しです。

      近いうちにトランス対FETの聴き比べが出来ると良いですね。

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