春になっても居座る寒気団、お陰で真冬の様に澄み切った晴れ間が広がりました。今日はおそらく雲一つない快晴、これはひとつ絶景の眺望を得に、飯盛山に行く事にしました。
通い慣れた?スキー場への道。今日は少し手前で南へ折れて平沢峠の駐車場へ車を進めました。
八ヶ岳を正面に見る峠の広々とした駐車場には車が10台程。中にはマイクロバスもあり、団体さんがお見えのようです。その団体さんと抜きつ抜かれつ、平沢山経由の登山道に入りました。
しばらくは葉が落ちて明るい落葉松の林の中を登ります。今朝の小淵沢の気温は−5度。標高の高い登山道はカチカチです。でも日が高くなるにつれ、緩んでグチャグチャになる予感がします。
林の切れ目には八ヶ岳の白い山稜が大きく聳えています。
北側の林の中の登山道には徐々に残雪が現れて来ました。最初はおとなしい残雪でしたが、やがて固く凍結した雪面も出て来て、アイゼン無しの無防備の足をツルツル滑らせます。
少し甘く見ていたようです。今日は要らないだろうとアイゼンを置いて来たし、ストックも一組。一本づつです。
道を外れた雪の深いところを狙いながら、だましだましの雪上歩行です。
途中ですれ違った方から、面倒な雪が残っているのは日陰の区間だけ、との情報を頂きました。
平沢山のピークを過ぎた辺りから展望が一気に開けます。
気温が上がって来てぬかるんだ急斜面を下って行くと一人の登山者とすれ違います。ちょっと立ち止まって、いろいろと情報の交換。
この山に魅せられ、かなりの回数登山されている方のようです。この山を愛する人で会を作ろうという動きがあるらしいです。もちろんその中心的な方のようです。
話していると、またまた常連さんの登山者が現れました。外人さんです。やはり頻繁に登られているようで、先ほどの方と顔見知りです。
外人さんの奥方さんは萌黄の村でケーキ屋さんをやっているとの事。入った事のあるお店です。最近彼がメープルシロップを苦労して作ったらしく、そのお店に寄ってもらえば、スプーン一杯ご馳走します、とのこと。
などなど平沢山の斜面で立ち止まる事30分?楽しい立ち話のあと、目の前の飯盛山に歩を進めて行きました。
平沢山を下った稜線はすでにぬかるんでいました。まあこの時期しょうがないですね。昔丹沢の大倉尾根ではもっと酷いところを歩いてましたから・・・
山頂には立ち話の間に追い抜かれた団体さんが先着していました。
展望は最高です。
八ヶ岳は当然ですが、北アの一部、乗鞍岳、甲斐駒、北岳、鳳凰三山、そして日本の象徴富士山、結構真っ白な金峰山、天狗山や御座山など佐久の山々の奥にはドーンと浅間山、その左は志賀あたりでしょうか。360度の大パノラマが広がっています。
団体さんで賑やかな山頂をあとにして、少し離れた北側の展望台でお茶にする事にしました。
ここから見る飯盛山は端正な三角錐、まさに飯を盛った姿です。
下りは滑りやすい平沢山の北斜面を避けて、メインの大通りを西に下る事にしました。日当りの良い斜面は展望は第一級で結構ですが、路は霜解けで最悪です。ドロドロ、グチャグチャで凍結路面に匹敵するほどの悪路です。
滑りやすい凍った雪の斜面を下るか、粘着質のヌルヌル斜面を下るか、究極の選択?です。まあ軽アイゼンでも持っていたら、さっさと登って来たルートを降りていたでしょうが、まあ広大なパノラマを鑑賞しながら下る贅沢な展望ルートも捨てたものではありません。
開けた斜面から林の中にルートが移り、ゴロゴロした石ころの斜面をやり過ごしてしばらく下ると車道に出ます。
ここから平沢峠まで20分程。八ヶ岳の勇姿が広がる駐車場に帰り着きました。
もちろん帰りは萌黄の村へ道草です。
とっても美味しい手作りケーキとアイスクリームを頂いて、とっておきのメープルシロップを嘗めさせて頂きました。
イタヤカエデの樹液をコトコト煮詰めて出来上がったそれは、奥深い香りと至上の甘味を口の中にもたらしてくれました。
あーこんなシロップを贅沢にかけたホットケーキが食べたい!
家の周りでイタヤカエデを探さなくては・・・
ご無沙汰しています
今日も徳島(空港)です。
おいしそうなパンですね・・・、5月の連休には、そちらに行けそうなのでタンノイを片付けるつもりです。
チークの無垢板の注文と、加工方法を確定しなければなりません。
客先に行く時間となってしまいました。
では・・
パンの味は見た目ほどでは・・・
忙しそうですね。連休には完成した姿を拝みに参ります。