キノコ採りのついでにアサギマダラを見に出かけました。行く先は編笠山。山には登らず観音平から三味線滝方面へ向かいます。
編笠の裾野の斜面に広がる唐松林、その林の少し開けた斜面にヒヨドリソウの群落があります。アサギマダラはこの時期ヒヨドリソウの蜜を吸いに集まって来るらしいのです。明るく開けた緑の斜面に白いヒヨドリソウが浮き立って見えます。その花の頂点には一心不乱に蜜を吸い漁るアサギマダラがたくさんぶら下がっています。心行くまで蜜を吸ったあとは、ひらひらと風に乗って別の花へと飛んで行きます。
風がさーっと吹き抜けて行きます。一瞬ひらひらとアサギマダラが舞い出します。その数、10・・・20・・・。まだ日が高く気温も高く、乱舞する蝶の数はおとなしめです。でも涼しくなってくる夕方、その数は数えきれない程になると言う事です。まるでお伽噺のような景色が広がるようです。
今度はもう少し遅い時間に来てみましょう。彼らが南の国に旅立つ前に。