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真冬のイタリア旅行記Ⅱ ローマ編(5)コロッセオのお後はランチ

 コロッセオを後にして、次の目的地サン・クレメンテ教会へ向かいます。モザイクのフレスコ画と古代の教会の地下遺蹟で有名です。
 コロッセオの東側の大通りを渡り、サンクレメンテ教会のある通りを東に向かいます。コロッセオが近いせいか、レストランやBARが軒を並べています。丁度昼時、お腹の虫が騒ぎ出したので適当な店を見つけてランチをとることになりました。
 一級の観光地、多分高くてまずい店なんだろうな・・・と見繕いながら、だいぶコロッセオが小さくなった当たりで、行列の出来るトラットリアを発見しました。

 Torattoria Luzzi、地元の人がやってくるお店らしく、常連さんとおぼしき現地人(ローマッ子)で店は満員御礼です。大きな看板メニューの前には人だかりが出来ています。行列です。

 親子連れから若者のカップルまでと、外のテントの下も満席でした。少し肌寒い陽気で、外で食べるのは???だったのですが、空きがなく、結局はテントの下でのランチタイムになりました。

 何しろ混んでます。満席です。ウエイターのお兄さんやお姉さんは大忙しで、オーダーもなかなか取りに来てもらえません。まあこっちはイタリア素人?ですから、メニューを選ぶのに時間がかかるので、ノープロブレム。

 ランチのオーダーの主だったのがこれです。パン、生ハムとソーセージの盛り合わせ、サラダ(お兄さんが間違って持ってきた・・・お勘定はタダ!)、イカのフリッタ、キノコのパスタ、ラザーニア、マルゲリータピッツア、フンギピッツアなどなど。
 男2人、女3人でこれをシェアして食べます。と、隣の連中がいぶかしげな顔でこちらを見ています。外人には(どっちが外人か?)レストランでシェアして食べる習慣は無いらしく、この異国の連中がお皿を回しながら食べるのを奇異な目で見ています。中国なんかはテーブルを回すのですよ・・・と教えて上げたくなります。
 まあ小食な日本人は、こうでもしないといろんな料理を楽しめない訳であります。

 お味の方は可もなく、不可もなく、素直に満足できる料理でした。そして何故こんなにも人気のお店なのか?は、お会計の時に判明しました。
 写真の料理にプラス飲みものなどの合計は、税込み35ユーロでした。5人なので一人7ユーロ。写真ではボリュームがはっきりしませんが、ピッツアは30cmあるし、パスタも小食日本人にはたっぷり2人前はあります。
 お腹いっぱい、いろんな料理を楽しんで、一人800円は格安です。しかもローマのど真ん中で。
 食べる物が安い、しかも手をかけた本場のスローフードが財布の中身を気にせずに手軽に楽しめる環境は、とても羨ましいものでした。

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