高原の秋は静かに深まってます。
不順だった天候もやっと落ち着いてきて、青空もいつもの秋のように広がってます。
隣町のキノコ採り名人の後に付いて雑木林のサルベージを敢行しました。
さあ何が引っかかるのやら。
明るい雑木の林は想像以上のキノコの山でした。
子供の頃から親に付いてキノコ採りをしていた名人、若いのによく知ってます。
朽ちかけた木の根元に、びっしりとクリタケ。
ジコボウなどイグチ系のキノコはそろそろ見られなくなり、シメジやクリタケが本番らしい。
有毒のニガクリタケと間違ってはいけないと、手を出さないでいたのですが、名人の指導のもと正しいクリタケを採集できました。
この日は森のあちこちできれいな株も見られました。
倒木があれば要注意。
かなりの確率でクリタケを発見できました。
この季節のキノコがもう一つ。
チャナメツムタケです。
クリタケの仲間のようですが、ぬめりがあり食感もしっかりしてナメコみたいです。
この辺ではチャナメと呼んでナメコ的に使うようです。
今回名人には始末の仕方も伝授いただきました。
若いのに手際よくちゃっちゃと作業が進みました。
まずは軸の始末。
生え際の部分をカットしてきれいにします。
キノコの種類によっては軸を全部捨てることもあるようです。
特にムラサキシメジは必ずと言って良いくらい軸に虫がいるので、地元に人、軸は食べないそうです。
水洗いせずに湯通しします。
ゴミはついたままです。
湯通しすることで毒を抜く効果もあるようです。
さっと湯通ししたら網で掬い、冷水につけます。
最後に水の中できれいにお掃除。
落ち葉や松の葉など指先で洗い落としながら仕上げて行きます。
数日中に調理する場合は水を少し足して保存容器に入れ冷蔵庫へ。
長期保存はジップロックに詰め、ほんの少し水を足し、しっかり空気を抜いて冷凍保存します。
キノコはさっと湯通ししただけなので、食べる時は再度しっかり加熱して調理します。
この経験で少しキノコのレパートリーが広がりました。
でもまだちょっと不安です。
安心して食べられるキノコが採れるようになるには、もう少しだけ経験が必要です。