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オカリナをひとつ

いよいよ2月も閏の晦日。
明日から彌生三月。
すっかり雪もなくなって、霜柱も消えてきました。
年末にやり残した庭木の剪定からボチボチ庭仕事も。

さてオカリナですが、お笑いコンビの一人ではありません。
れっきとした楽器のオカリナです。
暫く前に割れて壊れてそれっきりだったのですが、妻がボケ防止に練習したいと言うことで再度購入に踏み切りました。

きっかけは他にもあって、まずその音色がこの環境に合う事。
鳥のさえずりにも通じる素朴で澄み切ったトーンが、周囲の自然に溶け込んで絶妙のハーモニーを生み出すからです。
またご近所さんにもオカリナ愛好家がたくさんいて、演奏を楽しむグループや教室がたくさんある事を教えてくれました。

その中のお一人にオカリナの作者を紹介して頂きました。

ocarina03

甲斐小泉の別荘地にその工房がありました。
と言っても隣町で歩いて30分もかからないところです。

ocarina02

テーブルに上に何個かの出来上がったばかりのオカリナが並んでいました。
作者のCさんはもともと陶芸を学ばれていて、そのスキルがオカリナ作りに活かされてます。
製作には一月ほどかかるそうで、今回は出来上がったばかりの楽器を見せて頂く事が出来たのです。
焼き物であるオカリナは1個1個に個体差があるそうです。
ピッチは調整されているのでズレはないのですが、音色、吹き具合、指穴と手の指の相性などなど、吹き手の感性に合うものを選ぶのがベストだそうです。

作家さんを直接尋ねた特権・・・気にいるまで試し吹きをさせて頂きました。
昔あった大量生産?の安物とは音も吹き心地もまるで違います。
低音も、高音も無理なくでます。(未熟で良く分かりませんが、のような気がします。)

何本か吹いていると、Cさんが別の部屋から小さな青いマーキングがついたオカリナを持って来ました。
表面からは見えないのですが、内側に僅かにヒビが入ってるそうです。
音にはほとんど影響のないキズだそうで、これが原因で割れる事のない、ほんの浅いキズ。
訳あり品として納得してもらえばB品、つまりアウトレット価格で良いとの事です。

音は問題ないとすれば、下手な奏者の入門としてアウトレット価格に引き寄せられます。
迷いましたがB品を頂くことにしました。

今回手に入れたのはC管です。まずベースとして必須。
でも二人で合奏したりする時にはF管があると良いようで、今度F管が焼き上がった時にまた伺ってみる事にしました。
C管の安定した音色もよいのですが、F管の張りのある高音も魅力的です。

それなりの楽器を手に入れました。
でも音が出ないと始りません。
さあ、頑張ってもらいましょう。

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