久々の大雪から一週間。
日本列島に大寒波雪来襲。
週末雪は降りましたが積雪はほんの数センチで助かりました。
でも寒いです。
2年ほど前から住んでいる地区の自治会の役員を仰せつかってます。
役員会で顔を合わせるうちに、楽しい仲間がと新しい交流が始りました。
その役員仲間が毎年お味噌を仕込んでいるとの情報を得ました。
そこでお味噌作りに混ぜて頂く事になりました。
極寒の季節、外での作業はきついと心配してましたが、中心になっているIさん宅の大広間が作業場に変身してました。
ストーブも燃えていて快適に作業が出来ます。
集まった仲間は東京や千葉からやってきた方も含め総勢15人。
Iさんが事前に大豆を煮ておいてくれました。総量16㎏。大鍋で4杯分です。
大豆は信州松本産の青大豆。
煮込まれると緑色から見慣れた大豆の色に。
でもうっすらと緑がかって普通の大豆とは一線を画してます。
摘んで口に入れてみました。
ほっくり良く煮えています。モチッとした食感、旨味がぎっしり。
これは美味しいお味噌になりそうです。
良く煮た豆をザルに揚げ水切りします。
作業は6㎏づつ4回に分けて行いました。
大きなバット(実は左官用のトロ舟)に塩を用意します。
赤穂の天塩を豆6Kgに対して1.8Kg。甘めの塩加減になるようです。
かたまりの無いようよく揉み解しておきます。
大量の麹。米と麦の2種類。
当然出来上がりは米麹味噌と麦麹味噌です。
麹は豆の量と同量。
これは贅沢な投入量らしいです。
その分美味しいお味噌に変身すると言う案配かな。
塩と麹を良く混ぜ合わせます。
素手で塩を揉みますが、麹も一緒のせいなのか手が荒れる心配はありません。
これはその後豆を入れて捏ねるときも同様で、大豆のイソフラボン効果?で手がすべすべになると先輩仲間が言ってました。
主役の豆の登場です。
水切りした豆をミンチの機械ですりつぶします。
16kgもの豆を擂り鉢で潰していたらそれだけで日が暮れますからね。
塩、麹、豆をひたすら混ぜ合わせます。
これがお味噌の原型です。
均等に混ぜ合わせ、良くこね上げます。
この作業は結構な力作業です。
4、5人づつ交代でせっせとこねます。
げんこつパンチ大活躍。
豆の山をこしらえて、誰かの顔を思い浮かべて、ゴツーン・・・ストレス解消にも役立ちます?
よくこね上げ、空気抜きして、1Kgごとのお団子にしました。
各個人が持ち帰る量を簡単に計る事ができます。
これは麦麹の仕込み。
米よりも黒っぽく麦の粒も目立ちます。
最後は発酵に備えての樽仕込み。
我が家は米と麦を3Kgづつ仕込みました。
樽に味噌玉を3つ投入。
空気を抜きながら平均につきならし、竹の皮を敷き詰め、ラップを被せ、最後に粗塩をのせて完成です。
いや、完成は年末までお預けですね。
約一年寝かせる事でお味噌は出来上がります。
この寒い時期に仕込む事により、じっくりゆっくり発酵が進んで、美味しさが増すようです。
これぞ寒仕込み。
最後は美味しいものを沢山食べて締めくくり。
思ったよりも体力を使い、お腹も旨いもの大歓迎。
おでん、豚汁、皆で持ち寄った一品料理・・・お腹も大満足。
さて一年後どんなお味噌に変身しているか楽しみです。
文字通りの手前味噌。
期待が膨らみます。