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焼き物の秋・・・?

台風が過ぎて行きました。
凄い雨でした。
8月後半からのうじうじした天気で庭と畑はめちゃくちゃ。
それに追い打ちをかける大雨でした。

雨の日は創作活動。
今週は陶芸。
下手の横好きで始めた陶芸も3年目の半ばに入りました。
始めた頃よりは大分良くなったと自画自賛ですが、まだ未熟です。

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秋に町の文化祭もあるので、少しだけ大きなものも作ってみました。
と言っても高さ30cmちょっとの小振りな壷です。
モチーフは地中海周辺で使われていたオリーブ油の壷、アンフォーラ。
思ったシェイプに仕上がらず、良く分からないデザインに終っちゃいました。

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ちょっと遊びで三つ編みの紐を口に付けて見たのですが、妻の評判が良くありません。
「なんだか土器みたい・・・」
確かにアンフォーラは土器に近い実用品の壷。似てて仕方ないかな。

仕上げは焼き締めにして火襷風の文様を入れる予定。
ますます土器です。

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手を慣らすために実用的な食器ばかり作り続けています。
小鉢や飯椀が主流です。
丼も欲しいと言う事で、少し前から挑戦中です。
写真のアングルでは深皿に見えますが、浅めの丼なのです。

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でも深さはそれほどではなく、見こみの懐も狭めなので、丼としてのボリュームには欠けます。
利点としてご飯は少なめ、具は多めと言う贅沢な使い方が出来ます。
ご飯少なめダイエット効果に期待・・・と言うのが本音なのですが。

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作りかけの一服茶碗。
小振りの抹茶茶碗で、たっぷりの煎茶用にもなります。
しばらく前からリクエストが来ているのですが、なかなかドンピシャ希望通りの物に仕上がりません。
口径、深さ、断面のシェイプなどなど、微妙な要素が絡み合って全体が完成するのですが、いつもどこかがチグハグで、ツボにはまるものが出来ません。

ところで私の作陶ですが、まだロクロは使っていません。
手捻りとロクロの中間的な手法で作陶しています。
団子にした粘土を手ロクロにのせ、ギュギュッと指先で摘みながら整形して行きます。
ある程度形が出来たら、ロクロをブンブン回しながら、ヘラみたいな道具を使いセンターを出し、形を決めて行きます。

電動ロクロなら手先でセンターを決めながら整形するのですが、この場合は手ではなくヘラを使います。
このやり方ではいきなり仕上がりの厚みまでもって行くのは困難です。
形を決めながらカンナなどで厚い部分を削り取ります。

この方法だとどうしても厚みが出ます。
そのため仕上がった陶器が重くなります。
重い方が安定感があってよろしい、とポジティブに捉えてはいますが・・・

形を意のままに、軽くて歪まない作品が出来るまではまだ暫く修行が必要なようなです。

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