梅雨で家に閉じこもりがちになります。
この時期何故か電子工作にはまります。
今シーズンはフォノイコライザーアンプを作る事になりました。
アナログもボチボチと再生していると、いろいろ欲が出て来ます。
白羽の矢が立ったのがフォノイコライザーアンプです。
最低コストでアナログ復帰したので、フォノイコはオーディオテクニカの廉価品を使ってます。
素直には使わず、中身の部品を交換したりしてチューンアップ(?)を計ってはいたのですが、まあ音に関して高いものは望めません。
折角だから管球式のフォノイコライザーを、としばらく前から思ってました。
今回作成するのは例によってぺるけさん設計のアンプです。
http://www.op316.com/tubes/pre/pre3b.htm
12AX7と言う手に入れやすい真空管を左右チャンネル1本ずつ使ったシンプルなものです。
早速部品を手配しました。
ケースの加工も始めました。
ケースは使い回しです。使わなくなったFET式プリアンプの基板を外して再利用です。結構高価ですからこのケース。
今回電源を分離して別筐体に収めます。
真空管はL型のアルミ材を使いケースの中に横置きして収めます。
放熱が少々気になりますが、それほど熱は持たないかもしれないのと、放熱効果の高いケースのお陰で、何とかなるのではと気楽に考えてます。
電源を分離したのでシールドケースは不用と判断しました。
プリアンプからの変更なので入出力のRCA端子はそのまま使えます。
パイロットランプのLEDも。
スイッチが付いていたところにはGND端子。外部電源用のDCジャックには新しいDC電源用に4Pのメタルコンセントを付けました。
左端のACインレットはおまけです。(プリアンプの最初モデルは電源内蔵にしたので)
入出力やLEDの配線はそのまま流用出来るので助かります。
流用ケースで最大の問題がフロントパネル。
ボリューム用の大穴が開いてます。
これは適当に銘板まがいを作ってごまかすつもりです。
さて部品が到着したらハンダ付け開始。
しばらく遊びの材料に事欠かなそうです。
これ作ってるんですか。 ケースのパネルは、別途注文で手に入りますよ!!
パネルだけ見積もったら結構なお値段でした。
習作と言う事で今回はリサイクルです。
別筐体の電源も箱に入れなければなりませんしね。
私も、以前、同じフォノイコを自作しましたが、今は、バランス型フォノイコを主に使っています。
先日、秋葉原のアナログオーディオフェアへ行ってレコード鑑賞をしてきました。
イベント会場で聴くレコードは、普段聴けないものがあったりして、なかなか良いものです。
(その帰りに、部品集めをしてきました。お題は、バランス型ラインプリV2です。)
バランス型に越した事は無いのですが、年金生活者の資金繰りを勘案すると、これでも充分です。
バランスラインプリは大活躍中です。完成が楽しみですね。
諸事情にまで気が回らず、大変失礼しました。
久しぶりに12AX7バージョンのフォノイコでレコードを聴いています。その存在感や再生音については申し分ないと思います。真空管フォノイコは、これまでに3台自作しましたが、やはり真空管の音(と存在感)は良いなと感じています。
ところで、真空管を横置きする場合はシールドケースを使い、その中についているスプリングで、がっちりと真空管を押さえたほうが良いと思います。いわゆるマイクロフォニックノイズで悩まされたら、お試しください。
なるほど、シールド効果と言うより機械的強度の確保に意味があるのですね。考えてみます。
いま悩んでるのが球の銘柄。とりあえずsovtek 12AX7LPSを確保したのですが、如何なものか?
NOSとか訳の分からん中古よりましかと。でも随分この球も値上がりしたんですね。30年ほど前はテレフンケンやシーメンスでさえゴロゴロしてたのに。
確かに、球選びは楽しみの一つでもありますが、銘柄はあまり気にしません。2012年5月のMJ(無線と実験)誌付録の真空管ガイドブックにsovtek 12AX7WCの評価が載っています。でもこんなのを見ていると、現行品の安価な球は使えなくなります。
最近では、アマゾンでもsovtek 12AX7LPSが買えるようです(5割引で)。便利になりましたね。