孫たちに占拠されていた我が家も静かになり、いつも通りの生活が戻ってきました。
年末から取りかかっているレイアウトの改造工事をぼちぼち再開です。
話は変わりますが、昨夜映画の「鉄道員」を久しぶりに見ました。
もちろん健さんのです。
冒頭のシーンでD51が出て来ます。ナンバープレートがはっきり映し出されて、その番号を見て驚きました。
「D51 498」
何処かで見た記憶が・・・そうです・・・数年前小淵沢にやって来た機関車そのものです。
磐越西線でのイベント列車「SL磐梯・会津路号」を撮ったものとか。
北海道の姿ではなかったようです。
でもこの映画は鉄道員の悲哀を描いたものですが、演出が鉄道好きをくすぐりますね。
官舎の居間の鉄道グッズ。マニア垂涎のものがゴロゴロ。
業務がらみではタブレット閉塞機の操作やポイントの梃子操作などこれも泣き所でした。
降旗監督もなかなかやりますね。
さて我が家の線路です。
ベースは一回り完成しました。
と言っても骨組みだけです。
地面を作って仕上げて行かなければなりません。
その作業に入るにあたり、重要な小物を用意しなければならないのです。
我が鉄道は電化区間です。架線まで再現は難しいですが、少なくとも架線柱は必要です。
以前レイアウトに手を入れた時にも架線柱を作りました。
駅セクションは既製品だったのですが、コスト面で難があり、自作する事になりました。
今回も当然自作する事にしました。
本数は最低でも20本はいる勘定です。手間もかからず低コストで実現出来るように考えてみました。
まずはデザインですが、既製品のゾマフェルトのデザインより単純なものを採用します。
冒頭の写真のものです。実際の線路ではこのデザインのものの方が主流のようなのです。
材料は真鍮線とプラのH型鋼、それと細い銅線です。
1.2mmの真鍮線をメインビームに、o.8mmでサポートを作りハンダで固定します。
0.7mmの真鍮線で架線支えのビームを作ります。
架線を吊るす碍子の加工です。
0.5mmほどの銅線をコイル状に巻き、その中心に細いワイヤー(ビニール線の芯をバラす)を輪にして通してハンダで固定しておきます。
メインビームの適当な位置にコイルをハンダで固定します。
細いワイターでつながるので角度を自由に変更出来ます。
角度を振る事で強く架線を張っている様な情景を演出する事ができます。
架線を引いて固定するビームです。根元が碍子で絶縁されているのを表現するために、ここでも細い銅線をコイル状に巻き付けておきました。
プラのH型鋼に固定すれば完成です。
今回プラH型鋼はPlastruct製を使いました。前回使用したEvergreenはやわでフニャフニャで困ったのですが、こちらは厚みもあってしっかりしてました。
最後に全体を亜鉛メッキっぽく塗装。碍子も塗って完成です。碍子は黒にしたのですが、茶系の方がよかったかな。
さてプロトタイプは出来ました。
これを必要本数作らなければなりません。
一日一本、じゃあ拉致あきません。
レイアウトの完成までの道のりはまだまだ遠いようです。
細かいですね。。。 今度見せてください。。
見た目ほどの細かさは無いです。レイアウトのシーナリーそのものも大雑把なディテールですので、まあ何となく雰囲気が出ればといったところです。