行列のできるレストラン？

除雪で固められた雪もあらかた消えて来ました。
雪の下で押しつぶされていた草たちが顔を出して来ましたが、青い芽を吹くにはまだまだ時間がかかりそうです。

大雪の影響で植物の生長が遅れ気味で、その一番の被害者は野生動物たちです。
小鳥たちも餌の確保に必死です。

軒先に吊るしたバードフィーダーが大好評です。
最初はたまにシジュウカラが様子見に来る程度だったのですが、味をしめたのか結構頻繁にいろんな鳥がやって来ては嘴を差し込む様になって来ました。

シジュウカラの後にはヤマガラやカワラヒワなどがやって来ました。
でもこの餌、ファットボールを一番気に入ったのはシジュウカラらしく、他の鳥たちのリピーターは少ないようでした。
しかしこの数日変化が起きました。
大挙してやって来る小鳥が現れたのです。

少し前に一羽のそれまで見ない鳥がやって来たのです。
エナガでした。
そして数日後、エナガの大群（大袈裟？）がバードフィーダー目指して飛んで来ました。
先日来た斥候役が一族郎党引き連れて来た様です。

小さなバードフィーダーに４羽も５羽群がり、大盛況です。
たまにシジュウカラも割り込んでひと突きする事もありますが、エナガ集団の圧倒的優勢には叶わず、早々に退散して行きます。

野鳥にむやみに餌を与えるのは良くないらしい・・・ですが、まあこんなご時世、いや季節ですから、ちょっとだけボーナスみたいなものです。
ただ庭にやって来る小鳥たち皆に均等に与えたい気持ちもあり、なかば独占状態のエナガ君たちには少々如何なものかと伝えたいところです。

飢餓状態にあるのは小鳥たちだけでは無いようです。
最近雉子が頻繁に現れます。
デッキのすぐ横を悠々と歩いて行きます。
庭を一回りして、何も得る物が無いと知ると、渋々お隣の畑へ消えて行きました。
隣の畑も何も無いけど・・・。

雪が消えた庭は散々です。
雪に圧し潰された灌木たちは枝が千切れたりして少なからず被害を受けています。
クリスマスローズなど宿根草や冬越しする多年草も酷い状態です。
小淵沢の遅い春が来るまでに、少しは回復して、今年も元気な花を見せてくれる事を願ってます。