先日信州峠を越えた時に、下りでのブレーキ性能の貧弱さに辟易させられました。40年も昔のパーツに大きな期待は出来ませんが、少なくと保安部品であるブレーキは十分効いてもらわねばなりません。
そこでブレーキシューを交換してみる事にしました。マファックは現行部品では無いため高性能な純正品は存在しません。カンティ用なら互換がききそうなので、SHIMANOのシューを使ってみる事にしました。
アマゾンで注文して届いたのがこれです。大きさは同じようなものですが、取付部のロッドが長い上にスチール製、ゴムの中に構造物が入っているのか、結構重たく、純正の倍程の重量です。結構シビアにパーツ重量に気を使い出したのですが、まあここは保安部品なので文句は言わずに装着してみます。
取り付けに問題は無いのですが、ロッドが長く不細工です。舟の部分が無く全体に黒いため見た目の印象が大きく変わりました。レトロな部品にハイテクパーツが付いた感じで少々チグハグですが、パフォーマンスが向上したように感じさせる締まった外観になったかも知れません。
早速試乗。家の前の南北の道はブレーキ性能チェックにはうってつけです。SHIMANOの売りのように「鳴き」は無くなりました。マファックの乾いた感じのゴムでシュルシュル擦るような感覚はなくなり、ソフトにギューッと締め付けるタッチで、効きも明らかに向上したようです。
オリジナルパーツとかばかりにこだわらず、新しいものも取り込んで融合させる、レトロで新しい旅の自転車つくりは、もっともっと研究のしがいがありそうです。