散歩で巡る林の中には人気の山菜「タラの芽」を生産するタラの木がたくさんあります。
真冬のうちからとげとげの棒を見つけては、春になったら・・・と期待も膨らみます。
春になって、いち早く先端が膨らみだしたタラを発見、今年こそはと丁度良い開き具合になるのを待ちます。
やって来た連休、タラの一番芽も頃良い具合になってきました。しかし、楽しみにしていた新芽はご覧のようにもぬけの殻。観光客も、別荘族も、我々定住組も、虎視眈々と狙っている山菜の女王は、夜討ち朝駆け、早いもの勝ちの厳しい掟の前に敢えなく玉砕していました。
そんな訳で、開く前の枯れ枝と、先端をもがれた淋しい姿しか見ることの出来ないシーズンを過ごしていました。でも今年は少し頑張りました。
ノイバラの藪をかき分けて、林の少し奥まで入ってみました。先人が入り込んだ形跡はあるものの、木の先端にはぷっくり膨らんだ芽が残っていました。一日くらい早い感じですが、多分明日には丸坊主になる運命です。
夫婦2人分、手のひらにのるほどの量を頂いて来ました。お昼は天ぷらかな。