© 2011 pico6. All rights reserved.

遅い5月の訪れ


 季節の進み具合が遅れています。今日から5月ですが、やっとソメイヨシノが満開です。4日ばかり家を離れて戻って来たら、いつもは4月に満開を迎えるはずのユキヤナギが、どうにか真っ白な枝を垂らしていました。
 畑仕事にも遅い春の影響が出ていて、お隣さんは昨日ジャガイモを撒いていました。去年よりも一週間の遅れです。我が家はまだ植え付けできません。連休前半は可愛いビジターの応対に忙しいので・・・。

 その可愛いビジターさんには楽しい作業を用意しました。一つがこれ、鉄平石のアプローチ作りです。小さな身体で思い石塊を運んだり、パズルのような石組みに挑戦したり、砂で目地を丁寧に埋め込んだりと、精力的にお手伝いです。
 お陰で随分距離を伸ばすことが出来ました。

 重労働のあとは、ちょっと楽しい作業。ピッツア窯の火起こしです。今年の初釜、やっとピッツアの季節がやってきました。
 普段は禁断の火遊びが思う存分出来るとあって、ここでも子供達の目が輝きます。
 彼らの目的は細い木片の先に火を付けて、炭化した先っぽで絵や文字を書くことです。窯で直接火を付けるのは大変なので、子供専用の焚き火を用意しろ、と要求がエスカレートしましたが、その要求は却下です。明日朝の我が家の客間の敷き布団が心配ですから。

 今シーズン最初の一枚です。もちろん焼かれるのはナポリピッツア定番のマルゲリータ。ちょっと火加減の感覚が戻らず、記念すべき2011年のファーストピッツアの出来映えは???。

 まだ火が落ち着かないうちに窯入れしたようで、盛大に焦げてしまいました。粉はイタリアから持ち帰った有機小麦の0番。ふんわり軽い食感の焼き上がりで、ナポリピッツアのちょっとモチッとした生地とはタイプが異なります。これはこれで美味しく、軽いので食も進みます。
 今年の初ピッツア、準備もバタバタ、窯の扱いもリセット状態で満点とは行きませんでした。でも数回練習を兼ねて窯に火を入れて行くうちに、ナポリに負けないピッツアを焼けるようになるでしょう。今年も楽しいピッツアの季節到来です。

 我が家のピッツアにつきものの鳥の丸焼きも試しました。余熱で作るダッチオーブン料理です。これは大成功。下ごしらえや段取りも板に付いてきて、おいしく焼き上げるコツを掴めたように思います。
 皮はこんがり、お肉は軟らかジューシー、今日は大活躍の子供達の旺盛な胃袋に、ドーンと納まって行きました。
 遅かった春の到来ですが、ここへ来て一斉にアクセル全開になってきました。庭木の葉も開き初め、宿根草も青々とした株を再生し、一年草のこぼれ種の小さな双葉もあちこちで見かけます。
 庭が一年中で最も美しくなる時期は、ようやく近いところまでやって来たようです。

2 Comments

  1. チェルト

    SECRET: 0
    PASS: 6562336e6e5665365a4f715a356e53506646536b69796f43635278747041635aa43d323e2eadc88161b1dbf2b5a2f8e2a5f8252a238c6ac2aae85e77a3db49fb
    ご相伴にあやかりたかったです。
    ホント 美味しそうですね。
    時間が取れれば(取りたいです)、連休後半にチェルトへ行きます。
    -eof-

  2. ugc

    SECRET: 0
    PASS: 4e485539517673613574477378454465564b66767234434b59686c63546752642bb63e8bda3aa03248ee7f272cda8105f911007a4b6788e0766f7b2aec0893a2
    シーズン初めなので調子が出ません。
    うまく焼けるようになったら、是非味見に来て下さい。

コメントを残す

Your email address will not be published.
Required fields are marked:*

*