小淵沢ALP

　ここは何処でしょう？
　甲斐駒が聳え立ち、その向こうには鳳凰三山が連なります。その屏風のように連なる山を背景に、ちょっと古びた建物が朝の光に浮かび上がっています。
　まるでアルプの朝、って雰囲気です。ここは･･･小淵沢の駅から歩いて5分ちょっとの市街地の外れなのです。
　駅前のメインストリートを一歩外れると、そこには豪快な南アルプスの里山、小淵沢ALPとも言える光景がありました。
　こんな風景が町中で見られるとは私もびっくりです。実はこんな景色が撮りたくて、晴天の朝を狙って町中へ出かけたのです。

　昭和レトロとも言える古い家、その背景に南アルプス。町を散歩している時に見つけたポイントです。お天気の良い朝方に来てみようと、常々思っていました。
　秋晴れが広がった明け方、カメラを下げて出かけました。例の場所に直行。でも思ったようなアングルでは山と建物が納まりません。適当に撮って、建物の裏手で山を望んで見たところ、冒頭のような町中では考えられないような光景を目にしたのです。
　駅から5分で広がるアルプ、小淵沢の魅力はまだまだ未発見があるようです。