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真夏の遠足2題 Part?


 梅雨明けの連休、やっとお天気が安定して来ました。この連休は娘達の襲来がなく、のんびり過ごすことになりました。そこでいくつか懸案の遠足スポットへ出かける事になりました。
 日曜日、まだ大気が安定せず山には雲がかかりすっきりしません。まあ時間と共に雲も晴れるか・・・と期待しつつ、ある計画を実行しました。
 その計画とは、大昔泊まったことがある小淵沢の民宿を探しあてることです。
 36年前の真夏、当時1歳の娘を連れて、八ヶ岳南麓の農家民宿に1泊したのです。多分ここからそんなに離れていない場所のはずですが、大変貌を遂げたリゾート小淵沢、昔の面影はまったく無くて、どの辺りなのか見当もつきません。
 先日隣の人に聞いて見たら、なんとなくこの辺り・・・と言う情報を得ることが出来ました。大東豊という地区で、隣の区域です。その辺りに何件か民宿をやっていた家があった・・・という貴重な情報です。その場所を探すために、小淵沢の駅からその当時に存在したであろう路を、「多分この地区では」という辺りまで歩いてみようと言うのが遠足Part?になりました。
 ただ小淵沢から歩いたのでは面白味に欠けるので、甲斐小泉まで歩き、小海線に乗って小淵沢に出ることにしました。

 わざわざ小海線に乗ったのには理由があります。いつも走る姿を見ている小海線ですが、逆に車内からこっちを見ることです。去年の夏も同じような事をしましたが、久しぶりに車内からの我が家を見ることにしました。
 一瞬で通り過ぎました。

 小淵沢の駅からはなるべく昔の道を歩くことにしました。昭和36年発行の5万図「八ヶ嶽」が出てきたので携行しました。この地図に出ている網笠山への登山道がその民宿の謎を解く鍵のような気がして、その道沿いにあったであろう民宿の名残を探すことにしたのです。
 駅北側の集落にある案内看板。信玄棒道コースと案内されているルートが、どうも昔の網笠登山道らしく、そのルートを北上することにしました。
 その時の幾葉かの写真をみると、その民宿に続くであろう道を歩いているスナップがあります。その道の彼方にはどっしり構える見慣れた八ヶ岳南端の姿がありました。

 駅裏の集落を抜け、民家がまばらになった辺りで八ヶ岳方面の視界が少し開けてきます。しかし残念、山にかかった雲が晴れず、なんとなく山裾は確認出来るものの、稜線を見ることが出来ません。これでは景色からの同定が難しくなります。林の樹木も当時と大分様子が違っているようで、当時の様子を探るのが困難な要因です。
 山が見えないので、景色から当時の様子を蘇らせる探査は諦めることにしました。でも一応可能性のあるルートに従って、家まで戻ることにしました。しかしその当時のルートは新しい道に分断され、忠実にたどることが難しいようです。手持ちの地図は古すぎたようです。もう少し新しい地図が知人から届くので、それが届いて、八つもすっきり姿が出てる時に再探査することにして、いつもの散歩道経由で我が家に帰着しました。

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