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D51がやって来た



 今日は天気も回復しました。朝のうちに花の苗を定植して、仕事をざっと段取りして、D51見物に出かけました。
 試運転(試走といういらしい)は金曜日まで、本番のダイヤで運行されます。時間を見計らって、撮影ポイントに向かいました。 
 この周辺には何箇所か撮り鉄さんに有名なポイントがあります。さすが有名ポイントなのか、頑張る撮り鉄さんなのか、すでに最初に向かったポイントは黒山の人です。車を駐める空きもありません。そこから裏道を抜けて第2のポイントへ。
 ここはまだ少ないようです。でも踏みきりにはガードマンがいたりして、事の大きさを感じました。
 人の多いところを避けて、ある踏みきりでD51を待ちます。ここにもガードマンがいます。でもギャラリーは我々ともう一人の女性のみ。撮影ポイントとしては魅力無い場所の様です。
 線路の犬走りに近いところで、超ローアングルで動輪でも狙って見るか・・・と、じりじりと線路脇の草むらに入った時です。
「おーい!」と遠くから呼び声が聞こえます。明らかに「おーい」の音の中に、「このヤロー!」というニュアンスが含まれています。ふと声の方を振り返ってびっくりです。遙か彼方の展望台のような柵の上に、望遠レンズをつけた三脚がずらり。どうも私が写角に入るらしく、「そこどけー!」の意味だったようです。
 恐い視線を感じた私は、そそくさと彼らの目線に入らない場所でひっそりD51を待つことにしました。まあ気持ちはわかりますので・・・
 汽笛と黒い煤煙をまき散らかしながら、鉄の塊は過ぎてゆきました。とても綺麗な車体でした。しかし後ろ姿は煙に霞んで良く見えませんでした。
 過ぎ去ったあと、車に戻り、何箇所かロケハンしながら小淵沢の駅に向かいました。


 集煙装置と後藤デフという出で立ちのD51-498号機。とてもきれいで驚きました。昔乗ったD51は真っ黒で煤けていて汚かったなあ。子供路の頃ホームで列車を待っているとき、汽笛を鳴らしながら突っ込んでくる巨大な黒い物体が恐くて仕方がありませんでした。


 ついでに最後尾についていたDE10。これがお気に入りの方がいるようなのでサービスです。
 金曜日にもう一度見てこようかと思います。本番の日は人が多そうなのでパスするようですね。なにしろ鉄道ブームですから。

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