遅い水仙が今盛りです。近所の林の中に素晴らしい水仙の群落があるというので行ってみました。
家から北へ5分ちょっとほど歩いたところですが、道路から離れた林の中にそれがありました。大きな栗の木がある小さな一軒家、おじいさんが一人暮らしてます。実は奥さんが数年前脳梗塞で倒れてから一人暮らしだそうです。その倒れられた奥さんが丹精込めて作り上げたのがこの水仙の群落です。
びっしりと同じ色合いの水仙が木を取り巻くように敷き詰められています。水仙は放っておくとやがて花付きが悪くなるので、せっせと分球を繰り返し、徐々に大きな水仙のカーペットになっていったのでしょう。
この素晴らしい姿を病床の奥さんは見ることが出来ません。そこで近所に住む知人が、写真を撮って病院の奥さんに見せるよう心遣いをしていました。そこで一緒にお邪魔して写真を撮らせて頂きました。
ひっそり佇む森の奥、秘密の花園のような水仙の大群落でした。